2014年2月21日金曜日

トラマール

頓服で処方されているトラマールを2月の中旬に初めて飲んだ。
効いた。

トラマールを飲むととても楽になる。
気持ちも軽く、朗らかになる。
痛みが去っているのだ。
今までずいぶん我慢していたのだなぁと思い知らされる。
毎日のように飲んでしまうこの頃である。


2014年2月19日水曜日

雪かきが終わらない

もう何日目になるのだろう。雪かきばかりしている。
大雪の降った翌日以降は、土建屋や農家の重機が出動して手分けして道路の雪かきをしている。

それでも雪がたくさんあるなぁ。

群馬の平野部にこんなに雪が積もることはめったにない。
どこもかしこも一面真っ白な中に身を置く、ということがとても貴重なことに感じる。
まっさらになるような、リセットされるような気がする。
またとないありがたい時だ。
黙々とかいている。雪が好きなのだなきっと。
体もあまり痛くならない。

2014年2月18日火曜日

雪かきとヨガ

雪が積もったばかりの頃にはネコたちはすっかり姿を隠していた。
しかし、もう慣れたのか雪景色の中へやって来る。
今日は雪の上で体をスリスリしている。
ネコとは思えない行動だ。

「まさにそこをかいているんだけど…
 ジャマだよ、寒くないんかい?」

こんなことされると心が温まる。



雪かき後、ヨガをすると、とても気持ちよい。
「ええーっ、いいのですかー?」
というほどの気持ちよさが体の隅々まで染みわたる。
だからいつもよりも時間をかけてヨガをする。

そして、ヨガをしているからか、雪かきをしても腰痛や筋肉痛にならない。
すてきな好循環だ。

2014年2月15日土曜日

ふたたび 雪かき


さらに大雪が降った。
前橋では積雪73cmという発表だが、ここ吉岡町はもっと積もっていたはずだ。

まず玄関のドアが雪で開かなかった。
車もすっぽり雪に埋もれて、すべての車が背の高い大きなミニバンのようになっていた。

借家の店子の皆さんと、まずは敷地から道路に出るまでを雪かきした。
道路はまだ雪が積もったそのままで、ふんわりとしてきれいだ。
まだ車は走れないから、あたり一帯が静かだ。

群馬の平野部でこんなに雪が積もることは統計以来だそうで、年寄りも「こんな雪を見るのは初めてだ」と言っていた。




昼に始まった雪かきは夕方になっても終わらない。県道は除雪されているが、ほかの道は除雪車が通るわけもないし、土建屋や農家の重機もまだ出動していない。
そのうち、店子さんの一人が「会社に行ってユンボ取ってくる」と言い、歩いて1時間かかる勤務先へ雪の中を出かけていった。

それから約5時間後、坂の下からユンボが登ってきた。
「県道の信号の所から、かいてきました!」
約500mの距離をかきながら登ってきたのだ。かっこいいではないか!
その音を聞き、ふたたび店子さんたちが表へ出てきて、敷地内をかいてかいてかきまくった。
みんななんて素敵なんだ!
胸が熱くなる。

2014年2月9日日曜日

雪かき

昨日大雪が降った。前橋では積雪33cmという発表だが、ここはもっと積もったように感じる。

さすがに今朝は冷えて、痛みがひどかった。
ここ数日は痛みがやわらいでいたので、今朝の痛みをとても厳しく感じてしまい、久々に夫に背中を叩いてもらった。そして頓服で処方されているトラマールを飲んだ。

効いた。

雪道を両親の家へ歩く。天気は晴天。一面真っ白だ。県道を走るトラックが路面をピシャピシャいわして走りすぎる。車が光ってまぶしい。遠くに見える山の頂も目の前も同じように白い。田んぼや畑の上に積もった雪は、いつもの枯れた光景をやわらかく変えている。旅に出てきたみたいな気分になる。
長靴を履いているので気楽で爽快な歩きぶりになる。


午後、ほんのちょっと雪と戯れるつもりで、スコップを持ちだして雪かきをはじめた。
そのうち「あっちも!」「こっちも!」となり、結局家に面した車道の雪かきに夢中になった。ご近所のご夫婦と合流して、3人で黙々と時に喋りながら、北、東、南の約100メートルを午後1時から4時まで。
その間、筋肉の痛みはあるけれど、線維筋痛症の痛みは出なかった。
この働きっぷりは病人とは思えない。朝の私とは別人だ。
体が温まる、こういう労働はいいのだな。

雪かき後に食べたミカンがとても旨かった。



2014年2月5日水曜日

野良仕事

旧暦の新年が始まったら気温が暖かくなり、冬の土用も過ぎたので土いじりを再開している。
土用の時期は土じりをしないほうがよいのだという。迷信かもしれないが、実際のところ寒さが厳しすぎて外で作業をする気になれなかった。
昨秋に引き続き、牛舎跡地の石拾いをする。
フォークという道具を地面に入れるたびに、カチッカチッと音が鳴る。
フォークをかき出すと、石がゴロゴロと出てくる。うんざりするくらい出てくる。
この地面を本当に畑にできるのだろうかと思い、気が遠くなる。



まだ雑草も生えないようなカラッカラな地面にも、少しずつ雑草が生えてきている。
自然農法の本を読んで研究しているのだが、生えている雑草によって〈土ステージ〉というものがあり、それに適した作物を育てればよいし、それぞれの土に対処法があるそうだ。

最近見つけた雑草は、オオイヌノフグリ、スズメノカタビラ、ノボロギク… それらが生えているのは、まあまあの土だということだ。

良い土にしたい。
野良仕事とは野(つまり土)を良くしてゆくことだと最近知った。


拾った石をカゴに集め、たまったら腹に力を入れてエイヤッと持ち上げ、片隅まで運んで積み上げてゆく。それを3時間くらい飽きずに続けている。とても楽しいのだと思う。

そんな作業をしていると、空想が膨らんだり、思いがけないことを思ったり、まったく無になる瞬間がある。これはまるで瞑想や座禅をしている時のようだ。
無になる瞬間があったことに気づいた時はとても気持ちがよい。


そして朗報は、土いじりをしていると体の調子がよいということだ。
土をほじくり石を拾って運んでいる間、痛みをあまり感じない。
作業を終えて帰宅した後も、体に活気がある。機嫌もとてもよろしい。