2014年12月17日水曜日

トラマール

通常毎日飲んでいるリリカに加えて、飲むと少し楽になるトラマールという薬がある。モルヒネではないがモルヒネに近い作用がある薬だ。
たとえば、痛くて手がこわばり、手が効かなくなって、手に持った物を落としてしまうような時に、トラマールを飲むと物を落とさずに手が使えるようになる。そのくらいの良さがある薬だ。

今年初めに医師に「あくまでも頓服」「毎日のように飲んだらだめだ」と忠告されており、飲むのを我慢していた。とはいえ、週に3、4回は飲んでしまう。飲まずには動くことができないのだ。

そんなつきあい方をしているトラマール。

10月終わりの診察で「毎日飲んでもいいですよ」「学会でそういうことになったんですよ」と言われた。えっ… と拍子抜け。
早く教えて欲しかった…。

というわけで、なるべく飲まないようにしていたトラマールを、必要な時に飲んでいる。

結局、毎日必要で毎日飲んでいる。


近頃の薬

2014年12月2日火曜日

わたしの今年のかたち 展


はじまっています。
小品が1点、参加しています。

ほとんどの時間、痛くてしびれていて、なんだかなぁー、まいったなぁーという今年でした。

作品は、今年の私はこんなだったな、という作品になったように感じています。よくも悪くも。



わたしの今年のかたち 展

 12/1(月)~12/27(土)
 14:00~24:00
    (14〜18時 喫茶タイム)
    (18〜24時 バータイム)
 日祭日休み

ギャラリーバー カジマ
中央区銀座7-2-20 山城ビル2階
03-3574-8720


ギャラリーバーカジマのブログもはじまったようです。


2014年12月1日月曜日

今年のわたし

ずいぶんと更新をごぶさたしていました。

今年のわたしはだめだった。
痛みがひどかった。発症時並みの強い痛みが押し寄せるようにやってきた。
梅雨、ぐずついた天候の夏、たくさんの台風…  雨降りと気圧の変動の影響をもろに受けるのだと痛感した。
痛い、しびれている、モウロウとする、力が入らない、頭がぼんやりとしている。そんな毎日毎時間を過ごしていた。
本当に、まいった。

2011年に線維筋痛症と診断されて、1年はまずは様子をみようという気持ちだった。そして3年もすればよくなるのだろうと、なんの根拠もないのだが思っていた。
その3年が過ぎ、4年目の今年、よくなるどころか痛みはキョーレツになっている。
よくなるつもりでいたから、気持ちの落胆はひどかった。


ただ、引越をして、住む場所が変わり、以前よりはよく動いているのかもしれない。わたしの居場所が増え、やることが増えたのである。

また、たびたび更新できたら、書いてゆけたらと思っています。




2014年11月24日月曜日

別府新聞

今日も朝から体が痛く、動けずにいた。
線維筋痛症、なんて残酷な病気なんだろう…なんでこんな病気になってしまったのだろう…と落胆する時間。
寝そべる私に、夫が東京新聞に載っている記事を教えてくれた。
幼い頃から病気になり苦しんでいる別府くんが、9歳の時に医師にすすめられて作り始めたというネット新聞の存在を知った。現在は11歳だそうだ。
さっそく見てみると、わぁお! なんだかとても嬉しくなって、力が湧いて、起き上がることができた。
すごいぜ別府くん。ありがとう別府くん。

http://www.beppusinbun.com


追記:しかし2015年8月以降、別府くんはインターネットから離れたようだ


2014年11月14日金曜日

大豆の収穫

初めての畑で初めての大豆栽培。収穫はこれだけ。
ほとんどを虫に喰われ、虫のために育てていたようだった。



















一晩水につけて、ストーブでコトコト茹でて、塩と薄口醤油で味付けした。
味は…北海道産の方が旨いな、だけど、すぐそこの畑で採れたのだと思うとありがたい。



















嬉しくて全部食べてしまったが、来年に蒔く分を取っておかなくてはならなかったのだった…
迂闊だった。

2014年9月18日木曜日

愚図ついている秋

ごぶさたしています。近況です。
ぐずついた天候が続いたこの夏、連日痛みが厳しく悶絶していた。
線維筋痛症の痛みは気圧の影響を強く受ける。
発症時なみの痛み襲来に、ぶっ倒れているばかりで、いつの間にやら秋になっていた。
何だったのだろう…という夏だった。

そして、また土づくり。
石を拾い、耕し、ウネを作っている。
昨秋から石拾いを始めてウネを作り、増殖しつつ形になってきた私の畑は、秋の種まきが始まっているのだけれど、義父の意向で更地にされることになってしまった。
たいへん苦しみましたが、別の場所で新しくまた始めることに。

というわけで、またクワを振り、チャリチャリと石を掻き出している。
カミュの『シーシュポスの神話』をちょっと思い出す。

















写真の奥が更地にされる私の畑。
痛いなかコツコツと作った畑はいまや愛おしいものになっているので、執着しているんだな。失うとなると胸が痛くなり、背中や胃にも痛みがやってきた。
泣いた覚えはないのに、泣きはらした後ような脱水感。
あぁ、これはまるで失恋時の感触だ。懐かしいけどあまり味わいたくない痛みだなぁ。

今耕しているのは家のすぐ目の前。狭い。たくさん用意した種をどう蒔こうか悩ましい。まずは葉ものから。ちょいと取りに行きたくなるネギも植えるか。

曇り空がお似合いな気分の秋です。




2014年7月22日火曜日

梅雨明けは、梅を干し

やったー、梅雨明けだ!
体の痛みもてんで違う。昨日までと今日とのあまりもの違いに驚く。
天候と体はつながっているのだなぁと痛感する。
















 一週間後には







2014年3月31日月曜日

種まき


もうすぐ桜の咲きそうな、日射しは暖かいけれども風の冷たい日。

小松菜、からし菜、春菊の種をまいてみた。

そばではずっとネコがウロチョロ。
「おい、そこは種まくところだぜ!」




2014年3月19日水曜日

すき込み

昨日作ったウネの深さ15cmにモミガラ燻炭と堆肥をすき込み、深さ5cmに米ぬかをすき込んだ。

このたび〈マイクワ〉を持つことになった。
クワというものは、なんと使いやすく、素晴らしい道具なのだろうと感心した。
刃先を土に入れ耕し、根を切ったり、すき込むものを混ぜたりする。石を拾い上げる。土を動かす。土の塊があれば、背で叩いてほぐす。裏を使って土を叩いて整える。
クワを使っていると、クワを使うからこその動きが生まれる。そのうちにリズムが生まれる。

すき込み作業は楽しかった。作業してゆくうちにだんだん土と親しくなるような気がする。
とくにクワの縁を使って浅い場所に米ぬかをすき込む作業には快感が生じた。土を助けている感じと何かを作って仕上げている感じの混合とでもいうのだろうか。たまらない魅力だ。


土仕事をしている最中もだが、仕事を終えた後も、ずっと体が軽やかで気持ちが明るい。一日の終わりまで快適でごきげんだった。ほんとうに不思議だ。


2014年3月18日火曜日

ウネ作り

昨秋から石拾いを続けていた牛小屋跡地。
いよいよ、今日〈ウネ作り〉を始めた。
ロープを張り、ウネを作る位置を決める。
スコップで土に切り込みを入れ、通路になる場所の土を掘り起こし、ウネにする場所に土をどんどん盛ってゆく。

前日にちょっと腰をぎっくりやった後なので、体の動きがぎこちなく、ヘロヘロだった。
風も強く、被っていた麦わら帽子が何度も飛んでいった。
初めは硬い土とまだまだ潜んでいる石とスコップに振り回されている状態だったけれど、一日の作業が終わる頃には、体に気持ちよさがやってきた。

夕方には、耳元で蚊が唸っていた。もう蚊か。
いよいよ季節が、春や夏に向かって変わってゆくのだな。


2014年3月12日水曜日

トラマール その後

飲むと楽になり午後から活動できるので、2月半ばからトラマールをほぼ毎日飲んでいたが、
医師に「毎日のように飲んだらだめだ」と注意された。
「あくまでも頓服」
「痛みがひどい時だけ飲みなさい」
「麻薬みたいなものだから気をつけなさい」と。

毎日痛みがひどいから飲んでいたのだけれど。だめだったのか。
トラマールのおかげで少しは活動できた、あの状態を保てないのか… と落胆している。



2014年3月6日木曜日

土と鳥とわたし

畑に積もった2月の大雪は、しばらく溶けずに残っていた。
その間、畑の石拾いをできずにいたが、今日ようやく再開した。

まだ土は湿っていて重い。
フォークを土に入れて耕すと体にひびき、コタエル。
風も冷たく強い。劣勢だ。
しかし、土に触れる作業は気持ちよく、線維筋痛症の痛みを忘れる。

午後の3時頃、畑から少し離れた場所に座って休憩していると、私が耕したあとの土の上を、鳥がつついて歩いてた。
なんだか、とても嬉しいと感じた。
体の芯から足元から、じゅわじゅわーっと昇ってくるような気持ちよさだった。
土とつながり、鳥とつながり、大地の循環の一部になっているように感じたのだ。



2014年3月1日土曜日

春のはじまり

3月1日。晴れの日が続いて乾燥した日々に、久々のおしめりの雨が降る。
…そんな日は、ものすごく痛い。あんなに効果のあったトラマールも効かない。
ぶっ倒れるように寝る。

雨が降って、晴れてからっ風が吹いて、また雨が降って、晴れて風が吹いて…
それが春である。
暖かくなるのはうれしいけれど、雨と風に翻弄される、線維筋痛症にとっては厳しい季節がやってくるのだ。




2014年2月21日金曜日

トラマール

頓服で処方されているトラマールを2月の中旬に初めて飲んだ。
効いた。

トラマールを飲むととても楽になる。
気持ちも軽く、朗らかになる。
痛みが去っているのだ。
今までずいぶん我慢していたのだなぁと思い知らされる。
毎日のように飲んでしまうこの頃である。


2014年2月19日水曜日

雪かきが終わらない

もう何日目になるのだろう。雪かきばかりしている。
大雪の降った翌日以降は、土建屋や農家の重機が出動して手分けして道路の雪かきをしている。

それでも雪がたくさんあるなぁ。

群馬の平野部にこんなに雪が積もることはめったにない。
どこもかしこも一面真っ白な中に身を置く、ということがとても貴重なことに感じる。
まっさらになるような、リセットされるような気がする。
またとないありがたい時だ。
黙々とかいている。雪が好きなのだなきっと。
体もあまり痛くならない。

2014年2月18日火曜日

雪かきとヨガ

雪が積もったばかりの頃にはネコたちはすっかり姿を隠していた。
しかし、もう慣れたのか雪景色の中へやって来る。
今日は雪の上で体をスリスリしている。
ネコとは思えない行動だ。

「まさにそこをかいているんだけど…
 ジャマだよ、寒くないんかい?」

こんなことされると心が温まる。



雪かき後、ヨガをすると、とても気持ちよい。
「ええーっ、いいのですかー?」
というほどの気持ちよさが体の隅々まで染みわたる。
だからいつもよりも時間をかけてヨガをする。

そして、ヨガをしているからか、雪かきをしても腰痛や筋肉痛にならない。
すてきな好循環だ。

2014年2月15日土曜日

ふたたび 雪かき


さらに大雪が降った。
前橋では積雪73cmという発表だが、ここ吉岡町はもっと積もっていたはずだ。

まず玄関のドアが雪で開かなかった。
車もすっぽり雪に埋もれて、すべての車が背の高い大きなミニバンのようになっていた。

借家の店子の皆さんと、まずは敷地から道路に出るまでを雪かきした。
道路はまだ雪が積もったそのままで、ふんわりとしてきれいだ。
まだ車は走れないから、あたり一帯が静かだ。

群馬の平野部でこんなに雪が積もることは統計以来だそうで、年寄りも「こんな雪を見るのは初めてだ」と言っていた。




昼に始まった雪かきは夕方になっても終わらない。県道は除雪されているが、ほかの道は除雪車が通るわけもないし、土建屋や農家の重機もまだ出動していない。
そのうち、店子さんの一人が「会社に行ってユンボ取ってくる」と言い、歩いて1時間かかる勤務先へ雪の中を出かけていった。

それから約5時間後、坂の下からユンボが登ってきた。
「県道の信号の所から、かいてきました!」
約500mの距離をかきながら登ってきたのだ。かっこいいではないか!
その音を聞き、ふたたび店子さんたちが表へ出てきて、敷地内をかいてかいてかきまくった。
みんななんて素敵なんだ!
胸が熱くなる。

2014年2月9日日曜日

雪かき

昨日大雪が降った。前橋では積雪33cmという発表だが、ここはもっと積もったように感じる。

さすがに今朝は冷えて、痛みがひどかった。
ここ数日は痛みがやわらいでいたので、今朝の痛みをとても厳しく感じてしまい、久々に夫に背中を叩いてもらった。そして頓服で処方されているトラマールを飲んだ。

効いた。

雪道を両親の家へ歩く。天気は晴天。一面真っ白だ。県道を走るトラックが路面をピシャピシャいわして走りすぎる。車が光ってまぶしい。遠くに見える山の頂も目の前も同じように白い。田んぼや畑の上に積もった雪は、いつもの枯れた光景をやわらかく変えている。旅に出てきたみたいな気分になる。
長靴を履いているので気楽で爽快な歩きぶりになる。


午後、ほんのちょっと雪と戯れるつもりで、スコップを持ちだして雪かきをはじめた。
そのうち「あっちも!」「こっちも!」となり、結局家に面した車道の雪かきに夢中になった。ご近所のご夫婦と合流して、3人で黙々と時に喋りながら、北、東、南の約100メートルを午後1時から4時まで。
その間、筋肉の痛みはあるけれど、線維筋痛症の痛みは出なかった。
この働きっぷりは病人とは思えない。朝の私とは別人だ。
体が温まる、こういう労働はいいのだな。

雪かき後に食べたミカンがとても旨かった。



2014年2月5日水曜日

野良仕事

旧暦の新年が始まったら気温が暖かくなり、冬の土用も過ぎたので土いじりを再開している。
土用の時期は土じりをしないほうがよいのだという。迷信かもしれないが、実際のところ寒さが厳しすぎて外で作業をする気になれなかった。
昨秋に引き続き、牛舎跡地の石拾いをする。
フォークという道具を地面に入れるたびに、カチッカチッと音が鳴る。
フォークをかき出すと、石がゴロゴロと出てくる。うんざりするくらい出てくる。
この地面を本当に畑にできるのだろうかと思い、気が遠くなる。



まだ雑草も生えないようなカラッカラな地面にも、少しずつ雑草が生えてきている。
自然農法の本を読んで研究しているのだが、生えている雑草によって〈土ステージ〉というものがあり、それに適した作物を育てればよいし、それぞれの土に対処法があるそうだ。

最近見つけた雑草は、オオイヌノフグリ、スズメノカタビラ、ノボロギク… それらが生えているのは、まあまあの土だということだ。

良い土にしたい。
野良仕事とは野(つまり土)を良くしてゆくことだと最近知った。


拾った石をカゴに集め、たまったら腹に力を入れてエイヤッと持ち上げ、片隅まで運んで積み上げてゆく。それを3時間くらい飽きずに続けている。とても楽しいのだと思う。

そんな作業をしていると、空想が膨らんだり、思いがけないことを思ったり、まったく無になる瞬間がある。これはまるで瞑想や座禅をしている時のようだ。
無になる瞬間があったことに気づいた時はとても気持ちがよい。


そして朗報は、土いじりをしていると体の調子がよいということだ。
土をほじくり石を拾って運んでいる間、痛みをあまり感じない。
作業を終えて帰宅した後も、体に活気がある。機嫌もとてもよろしい。


2014年1月28日火曜日

少し春

天気は良いのに、どうにも痛くて動けずにいた午前中。
気圧予報アプリ【頭痛〜る 気圧予報】を見てみたら、低気圧接近中であった。

この痛みを乗り切ろうと、頓服用に処方されたトラマールという薬を飲んでみたが、キビシイ痛みで疲れてしまい、ぐったりして動けない。いっそ布団に戻って眠ることにした。

3時間以上も眠った午後に起きると、痛みは去り、体調はやっと復活した。
どうやら、線維筋痛症の痛みには眠ることがいちばんのような気がしている。

この時季の冷え込みは、よい眠りを妨げる。
布団の下の床下からじわじわ伝わってくる冷気が強く、いつもの湯たんぽ3つでは足りなくなってきた。数日前から布団の中に座布団大のホットカーペットを追加している。なんとも重装備だ。





夕方、両親の家へ出かけて、庭をうろうろしていると、福寿草が咲きそうになっているのを見つけた。

寒さでコタツに篭りがちな義母に知らせ、一緒に見て喜んだ。
草花を好きな義母は福寿草の姿を見つけたことがとても嬉しかったようで、その後はよーく笑っていた。

2014年1月23日木曜日

母のお風呂

今年に入ってから母(義母)がお風呂に入っていないことを知った。
面倒で入る気になれないのだという。

今日は両親の家にお姉ちゃん(義姉)と姪っ子が来る日なので、みんなでお風呂に入れることにした。
「垢で死ぬことはないよ」などと言い入浴を嫌がっていた母だが、しだいに「そうかい?」「それじゃあ入るか」と体を動かしてくれた。
冬なのでタケノコのように衣類を着込んで丸々としている母が、たくさんの衣類を脱ぎ去り、やせっぽっちになる。身軽になって湯船に浮かぶ母は、気持ちよさそうにニコニコ笑い、子供のようにとても可愛らしかった。
昔話をたくさんしてくれた。母の若い頃の話は戦争中の苦々しい話なのだけれど。

お風呂上がりは快適そうで、本当によかった。

姪っ子は看護師なので、入浴の補助の経験は多くあり、心強いし参考になった。


お風呂に入ってもらうポイントは、
 〈風呂上がりに着替える衣類を前もって揃えておくこと〉
だということを知った。


また、
 ・浴槽が深すぎること
 ・手すりが数カ所に必要なこと
 ・大きな風呂イスが必要なこと
などの課題があらわれた。


2014年1月22日水曜日

みつけた


1月20日の大寒を過ぎた頃から少し春に向かっているような光と空気を感じる。

年が明けてから寒い日が続き、痛みがひどかった。毎日毎日痛みが続いて疲れた。
楽になりたいな−、と痛切に感じた。
なにか楽しいことを見つけるんだ。


田んぼの土手に、オオイヌノフグリが咲いているのを見つけていい気分だ。


2014年1月20日月曜日

やったぜ、豚汁!

「上棟式は1月20日」
今月初めにそう決まったのだが、1月に入ってからの私は寝てばかりである。

1月20日は大寒。最も寒い頃だ。
冷え込んで北風が吹きすさぶ屋外で、上棟式をしてその後、職人さんたちと食事をする。
そんなことが私に出来るのだろうか。
あぁ、きっと欠席だ… と諦めたり、いや、寒いなか冷めた仕出し弁当だけでは職人さんたちもさみしかろう、ここは豚汁でも作って温まってもらおう… とひらめいたり。

しかし実際の私は痛くて動けない。
上棟式は楽しみだが、恐れてもいた。布団に伏せながらその日のことを心配する。その日、私の痛みはどうなっているのだろう。


さて前日。
最高気温が4℃という冷える日で、痛みがひどかった。
出かけることはできないので夫に買い物に行ってもらい、豚肉、ゴボウ、里芋、にんじん、大根、ねぎ、こんにゃく、揚げが揃った。
体に8つばかりカイロを貼り、レッグウォーマーを履き、台所へゆく。しまい込んであった大きな鍋を洗い、包丁を研ぎ、ボールやザルを並べ、野菜を洗って、切って、いったん休み。洗って、休み。切って、また休み。その後は勢いよく炒めて、煮た。

そうしてできた、たくさんの豚汁!

当日は群馬ではめずらしい、風の吹かない静かな日であった。
あぁ、よかった。
参加した9人がおかわりもして、鍋は空に。あぁ、本当によかった。

(なますやポテサラも作りたかったな…)

http://a-def.com/genbadayori/2839

2014年1月15日水曜日

漢方薬の変更

漢方薬が当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)に変わる。
痛みに対処というよりも冷えに焦点をしぼり、体質改善をうながす方針だ。



 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
  当帰(トウキ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)
  細辛(サイシン)、呉茱萸(ゴシュユ)、生姜(ショウキョウ)
  木通(モクツウ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)



2014年1月13日月曜日

お風呂

昨年、病院の待合室で同じ線維筋痛症の患者さんとお話しする機会があり、本当にたくさんことを話した中に、お風呂の話題があった。
その方は、シャワーの水圧はもちろんのこと、湯船に入った時に湯が体に触れるのが痛いと言っていた。私もかつてはそんな時期があった。
私は浴室の床が足の裏に触れるのが痛いことがある。だから床の面積の広い温泉が意外にも苦痛なのだ。

お風呂に入るまでも大変だ。
まず着替え、衣服が肌にこすれるのが痛い、服を脱ぎ着する手首や指が痛い。
入って温まれば、痛みもやわらぐのだが、そこまでが苦しいのだ。

そんな入浴を心地よくするのが入浴剤だ。
今のところ、いちばんだといえる入浴剤が、華密恋だ。

やさしいわりに、頼もしく温まる。
我が家には高価なので、数回に一回使っている。ありがたい入浴剤だ。

冬眠なのか

あぁ、今日もまた午後まで眠っていた。
今年に入って13日、そのうち9日は午後まで寝ている。
これは冬眠なのか。

このブログにももっといいことを書きたい。

2014年1月12日日曜日

白菜の芯












 
↑ これは漬け物にするための白菜を4つに割いてから、干している光景だ。

白菜を使う前に半日だけでも日光の元で干すと、味が凝縮されてうんとおいしくなる。
その日に使う枚数だけ剥がして、ザルや新聞にのせて干しておけばよい。
干さずに使っていた頃を悔やむほどの味の違いである。

鍋ものの底で、白菜の芯が残って漂っていることがある。
そんな存在の白菜の芯だけれども、

 1. 白菜の芯だけを繊維に沿った拍子木切りにして、塩でもんでしばらく置いておく。

 2. しんなりした白菜の芯を軽く絞り、ボールに入れ、太白ごま油で和える。
 3. お好みでスライスしたにんにくを少し加えて和える。
 4. 白ごまを擂って軽く和える。(つまりナムルだ)





なんともしっとりとやさしい食感になる。
これだと食べやすいようで、すぐに皿からなくなるのである。

2014年1月11日土曜日

「人模様」

毎日新聞夕刊の「人模様」という欄に掲載されました。
線維筋痛症のことやこのブログのことが記されています。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140111dde041070052000c.html




寝ているしかなかった頃、布団の中で横になりながら、スマートフォンで線維筋痛症のことを調べたり、患者さんのブログの数々を読んでは参考にして、気を休めることができた。それでずいぶん助かった。
そんなことがこのブログを始めるきっかけだった。

スマートフォンの小さい画面に広告が出るのがうるさいので、広告のないこの 〈blogger〉 を選んだのだった。

2014年1月10日金曜日

トラムセット

今日は痛みがあまりにもひどいので、トラムセットという薬を飲んだ。
昨年の今頃「痛みがひどいときにはこれを飲みなさい」と処方されていた薬だ。
体内でモルヒネ同様の作用をするという痛み止めで、胃痛、吐き気、便秘… などの副作用が強いと知り、飲むのを躊躇していた。

ところが、今日の痛みはこれまでにない痛みだった。
なのでエイヤッと飲んでみることにした。
飲んでしばらくは、体が重くけだるくなり、しばらく横たわるしかなかった。
吐き気もした。
その後の数時間は、痛みは残るものの、少し行動することができた。
このように文字を打ったり、夕食を作ったり、食べることができた。

そした、薬を飲んで9時間後におかしな感覚がやってきた。
体がゾワーっとしてとても冷たく感じる。シャープな痛さがジワジワと戻ってくる。
指先がゾクゾクするように痛い。
これは薬が切れる瞬間なのだろう。とても嫌な感覚だな。
これを避けるためには、もう1錠飲むのだろう。
その繰り返しはせつないなぁ。

トラムセットを毎日何錠かずっと飲み続けて、それでも痛みがある人もたくさんいるのだ。
なんて酷な病気なのだろう。

2014年1月9日木曜日

布団の中で

今日もまた、一日を寝て過ごした。
外では音を鳴らして強い風が吹きまくっている。
昼頃に訪れた痛みは強烈だった。あんな痛みは久しぶりで、我慢しきれずに取り乱してしまった。

家事のほとんどを夫にまかせている。彼の肉体的精神的負担はいかばかりかと思う。布団の中で。

こうしてパソコンのキーボードを打つことがやっとできることで、掃除もできない、物を持ち運ぶこともできない。
これでは畑仕事もできないだろうし、キャンバス張りなんてできないだろう…
今度の土曜日のどんど焼きにも出かけられないのだろうか…
あれやこれやできないことを思い浮かべて、絶望する。布団の中で。
だめだなぁ、1月は。

2014年1月8日水曜日

気圧予報アプリ

今日は起床後しばらくして体の動きが鈍くなり、こわばりを感じ、痛みがやって来て、その痛みがモーレツになり、横たわり、そのまま眠ってしまい…
起きたのが夕方の6時過ぎだった。
よく眠ったものだ。

天気は下り坂。これから雨が降る。
ああやっぱり… 天候には逆らえない。

できることなら、天候と仲良くなりたい。


こんなアプリがあることを知った。
【頭痛〜る 気圧予報】
https://itunes.apple.com/jp/app/tou-tong-ru-qi-ya-yu-bao-jian/id602991338?mt=8


頭痛持ちの人は気圧が下がるのに備えて事前に薬を飲んだりなどして活用しているようだ。
線維筋痛症にも役立つかしら。

2014年1月2日木曜日

新年早々

あけましておめでとうございます。

新年早々寝込んでしまった。
ゴウゴウと大きな音を鳴らして風が吹きまくっている。
このように天候が荒れると、抗いがたい痛みがやって来る。
起き上がることができない。
もうどうしようもない、あきらめる。
ずっと寝ている。

お正月、親戚の集う新年挨拶にも参加できずに残念だった。


行動できれば運が良いと思うよりほかない。
厳しい季節だな。