2012年12月31日月曜日

一年の終わり


今年いちばんの出来事は、ヨガに出会ったことだ。

きっと痛みになにかしら良いだろうと感じ、続けている。
それだけでなく、思いも及ばない魅力がずっと彼方にありそうで、続けている。
体と心の掃除のようだと感じながら続けている。

夕方から夜にかけての時間帯に40〜50分、教室での先生の教えを思い出しながら体を動かしている。
初夏から夏は、たくさんのカエルの鳴き声を浴びるように聞きながらのヨガだった。用水路に流れる水の音もさかんに聞こえていた。
秋には、たくさんの虫の声が響いていた。
今は冬。外からの音は何も聞こえず、しーんとしている。よく耳を澄ますと隣室の冷蔵庫のモーターの音が聞こえる。


はじめの頃は集中力と気分を高めるためにアロマオイルやお香を焚いてから始めていた。今は何もせずに始めることができるようになった。

しかし、だからといって集中できているかといえば、そうでもない。
晩ごはんの献立のことを考えてしまったり、忘れていた買いものを思い出したり、なにかアイディアが浮かんできたり、ぜんぜんヨガに集中できていないのだ。

「本当に集中することができたらどんなだろう」
「ちゃんとした呼吸を会得できたらすごいのだろうなぁ」
などと思いをはせる。
ヨガのことを知れば知るほど、私はまだ入り口に立っているだけなのだなぁ、と途方にくれる。
それでも、力むことなく、続けるのだ。
来年もまた、続けてゆけますように。



2012年12月30日日曜日

焚き火のありがたさ


年の暮れ。夫の両親の家の大掃除。
かつては養蚕をしていた古くて大きな家なので、掃除すべきところはたくさんあり、とても掃除しきれない。
神棚と仏壇を掃除するのは夫に任せ、私はカーテンを洗い、縁側と台所と風呂とトイレの掃除をする。

今日はこの数年ずっと縁側の片隅にあり、気になりつつも放っておいた古い紙類を処分することができた。
庭にタテ半分に切ったドラム缶があり、そこが焚き火の場所だ。
古い紙類を入れ、火をつける。
マッチ1本から始まる小さな火が、だんだん大きく燃え広がる。
オレンジ色の分量が増える。煙も出る。しだいに温まる。しまいにカッカと熱くなる。
エアコンなどの温まり方とはまるで違う強力な温まり方だ。

ふと、焚き火が出来るなんて幸せだなぁ、と感じた。
焚き火などなかなか出来ない昨今である。

燃やしながら火を見ていると、気持ちがすーっと鎮まる。この感覚を忘れていたけれど、思い出せてよかった。
そして、火で温まることが出来るなんて、とても有り難いことだと感じた。


2012年12月20日木曜日

酵素ジュース



初めて「酵素ジュース」作りを試みる。以下、記録。

11/28、仕込み。
リンゴと梨とユズをサイコロ大に切り、てんさい糖とともにビンに入れる。

翌日から毎日、素手でかき混ぜる。
1〜2週間で発泡し、酵素ジュースとして完成する予定。
が、長いこと何の反応もなく、単なる “リンゴと梨の砂糖漬け” 状態だった。

12/20、うっすらと発泡している。

12/21、手で混ぜると昨日よりも泡立つようになっている。

その後、発泡度は日に日に増し、漬けたリンゴを試しに食べてみると、スポンジのようなフヌケた食感に変わっていた。

12/25、ザルで濾す。
瓶に入れて冷蔵保存。
出来上がった酵素ジュースは、口に含むとチュワチュワと微発泡して面白い。
濾して残ったものは、ミキサーにかけペースト状にして、瓶に入れて冷蔵保存。
数日後、ペースト状は冷蔵庫の中でフタをこじ開けて増加していた。生きているのだ。密閉してはならないのだ。

2012年12月10日月曜日

太白ごま油


11月の終わりに「太白ごま油」というものを初めて買った。
美味しくて驚いた。
よく普及している焙煎ごま油のような香りはない。
やさしい柔らかい甘味がある。
小松菜を炒めてみたら、とてもよく合った。
食事の時に瓶を食卓に置いておき、蒸したキャベツに少したらして食べてみた。これも旨い。
白菜にも合いそうだ。
寒さに似合う味だと感じる。

寒くなってきたなぁ。

2012年12月8日土曜日

こんな日もあるさ

11月下旬からの約2週間、痛みがずいぶん減っていた。
体も動き、庭の枯れ草の片付けや焚き火をしたり、豆を煮たり、縫い物をしたり、酵素ジュースや塩麹を仕込んだり… などと動くことが出来た。
「このまま治っちゃうのかなー」なんて、気分よく浮かれていた。

しかし、昨日は痛みがやってきた。動きも鈍く、歩く速度も遅くなり、よちよち歩きだ。
今朝も起きた瞬間から肩や首、背中、ひざ、ふくらはぎ、足首、足の裏、手首、腕が痛い。
体の内側から攻めてくるようなこわばった痛み、線維筋痛症独特の痛みだ。

この痛さは久しぶりだ。
これと同じ痛さは過去に経験しているけれども、いったん痛みが去っていたので、かえって痛く感じる。
忘れていた、忘れたい痛みの再来にガックリきてしまった。あのまま治ってゆくのかと思っていたが、甘かったな。

実はこの1週間、リリカの服用量を減らしていた。(350mgのところ250mgにしていた)
きちんと服用量を守った方がよいのだろうか…

焦らないようにしよう。

2012年11月29日木曜日

春菊のサラダ


採れたての春菊をもらった。
ふわふわと柔らかいので、サラダで食べることにした。
春菊をちぎって、白髪ねぎとカラッと炒った油揚げと一緒に和える。
ドレッシングは、
 ・太白ごま油
 ・醤油
 ・たたいた梅干し
 ・隠し味に XO醬
をボールでよく混ぜ合わせる。
ばくばく食べる。んまい。

2012年11月27日火曜日

豆煮える

今日は寒い。気温は夜中から上がることなく、みるみる下がっている。

ストーブで暖を取る季節は煮物の季節だ。
今日は黒豆を煮た。
昨夜から水に浸けておき(重曹をひとつまみ入れる)、昼過ぎからストーブで加熱する。アクを取りながら、水を足しながら、ほかの用事をする。しだいに部屋じゅうが豆の匂いでむんむんとする。2時間もすると豆は柔らかくなる。
味つけは塩のみだ。

私は昔から豆の煮たのを苦手としていた。それはきっと甘いからだったのだと思う。
塩味ならば、むしろ好んでパクパクといつまでも楽しく食べることができる。食事にもお酒にも合う。

2012年11月25日日曜日

緑のカーテン

遅ればせながら、夏に活躍した緑のカーテンのネットの撤去作業をした。
力仕事は夫に任せ、私はネットに絡みついたツルに所々ハサミを入れ、ほどくように外していった。地味な作業を黙々とするのは楽しい。

今年の夏は、東に向いた台所の窓にゴーヤー、並ぶ居間の窓にアサガオ、南の仕事部屋の窓にインゲン豆の緑のカーテンを施した。

インゲン豆の緑のカーテンは初めての試みだったけれど、とてもよかった。
芽が出て茎が伸びる時の元気いっぱいな様子、目立たないほど可憐な白い花、葉っぱのカサカサ鳴る音や、豆のさやが風に吹かれてぶらぶら揺れている様子がとてもよかった。
涼しげだし、食べる楽しみもあるし、おすすめです。
ただし、気温が30℃を超えると豆の実りは悪くなるのだそうです。

[写真はだいぶ枯れてきた10月のもの。カエルはよく訪れた。]

2012年11月20日火曜日

病院18回目

処方された薬は、
 リリカ(朝 100mg、夕 150mg、寝る前 100mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)←実際は1/6にして服用

リリカは先月と変わらず350mg。
薬を減らしたい気持ちは待ちかまえるようにあるのだが、実際は、薬の切れる時間にけっこうな痛みがやってくる。
先生は「痛いうちは減らさず、飲まなければだめですよ」と言う。
私は薬を飲まなくなる日や、せめて薬を減らす日を夢見るのである。

一方で、これまで月に一度の通院だったのが、ここのところ順調とみて、次回の診察の予約は2ヶ月後となった。
「立石さんはもうちょっとよくなりそうですね」と先生は言う。

自分では「まだまだだ」「もっとよくなりたい」と思うのだが、多くの患者さんを診ている先生からすると、私はまだよい方なのだという。
確かに、線維筋痛症外来の待合い室には車椅子の人も松葉杖の人もいる。リリカが効かない場合や副作用が強すぎて飲めない場合もあるのだ。

2012年11月18日日曜日

木枯らし一号

こんな風の日に外を歩くバカがいるか!
というほど強い北風が吹いている。車で移動する人たちが私を見る。誰一人歩いていないからだ。
痛みで歩けない日もあるので、歩けることがとても嬉しい。
風に吹かれて歩くのは好きなのだ。

今日、木枯らし一号が吹いたそうだ。
そんな風に吹かれると体が一気に痛くなる。

昨日あたりから、体が冷えて硬いのだ。ギシギシとぎこちない感じだ。
体に油を差せるものなら、あちこちに差してみたい。

足の裏や首をオイルマッサージしたり、食事は油炒めにしてみたり。
冷やさないこと、乾燥させない、潤いをあたえること。これから気をつける。そんな季節がやってきた。

2012年11月14日水曜日

睡眠導入剤 6分の1に

鍼灸の先生の提案で、1ヶ月前から睡眠導入剤を4分の1に割って服用している。
順調に睡眠がとれているので、「次は6分の1に割ってみましょう」と提案された。

寝付きが少し悪いような気がしたが、意外とすぐに眠りに落ちている。目覚めもとてもよい。朝から気持ちがキラキラしている。

鍼灸とオステオパシーの治療は睡眠導入剤なしで眠れることを目指しているのである。先生も喜んでいる。

2012年11月12日月曜日

パプリカのごま和え

ちょいと一品。 パプリカを丸のまま、網で焼く。
表面が黒焦げになったら、水に放ち、黒くなった皮をむく。
まずタテに半分に切り、タネを取り除き、7mm巾程度にタテに切り揃える。
ボールにねりごまと醤油を混ぜ合わせる。
そこへパプリカを入れ、和える。

この日は庭に生えているフェンネルを一緒に和えた。

今年はフェンネルが背丈150cmを超えるほど巨大に育っている。なんだか不気味である。


2012年11月11日日曜日

湯を沸かす

ポット型浄水器からやかんに水を移し、火にかける。湯が沸いたら、やかんから保温ポットに湯を移す。
昼は白湯やお茶を、夜はお湯割りを飲むので、一日の間に何度も繰り返す。
これっぽっちのことがこの2年出来ずにいたけれど、気がついたら最近出来ている。
痛みはなくなりはしない。今日のように雨でぐずついた日はジャリジャリと痺れるように痛い。まだ薬も服用している。それでも、出来ることは少しづつ増えている。

2012年11月9日金曜日

線維筋痛症のこと

2011年6月に線維筋痛症(せんいきんつうしょう)という病気だとわかってから、
 「いったいどんな病気なのか?」
 「どうすれば治るのか?」
ということをインターネットで何度も調べた。
そこから得た情報は参考になった。ずいぶんと助けられた。
ブログで病状や治療の過程を現在進行形で記している方々もいて、恐れ入った。

私にはそれが出来なかったのだ。
痛くてキーボードを打てなかった。頭の中身ももうろうとしていた。文章を書くことなど無理だった。

今、少しだけ症状がよくなり、文章を打てるようになってきた。
これまでのことを記しておこうと思う。
いつか、誰か、同じような症状に悩んでいる人の参考になればと思っている。


■ 2011年1月から2012年10月分まで、まとめてupします。




2012年10月30日火曜日

ポン酢醤油

秋になると私が作るポン酢醤油は、松田美智子さんのレシピによるものである。
かつて西荻窪のビルに住んでいた頃にも作っていたので、10数年作り続けているのだ。
材料にある、穂じそ、みょうが、柚子の皮は、今は庭から生えているので心躍る。
鰹節は苦手なので、代わりに干し椎茸を入れている。
瓶の中身が減ってきたら、酢や醤油やその他の材料を適当に足して埋める。
それを続けて続けて…、気づくと春が来るのだ。




2012年10月29日月曜日

白菜の鍋

土鍋の底に薄く油をひき、白菜+白菜+豚肉+塩麹、白菜+白菜+豚肉+塩麹、白菜… と重ねる。最後にごま油をたらす。〈その状態が左の写真〉
フタをして強めの中火で加熱する。湯気が出てきたら、やや火を弱めて、しばらく加熱する。
白菜がくったりしだしたら、できあがり。

白菜から出る水分がおいしいスープになる。豚肉は味付け程度の少なめの量で充分である。加熱するとカサが減るので、白菜を鍋にギュウギュウ押し込んだ方が出来上がりの見栄えがいい。

ポン酢醤油をちょろっとたらして食べる。
冬が来ちゃったなぁ…。



2012年10月27日土曜日

塩麹


塩麹を仕込む。
今年の1月に初めて塩麹を作ってから、今回で6回目。2、3ヶ月に一度の割合で作っていることになる。
塩麹を使うようになってから、化学調味料入りのコンソメなどをまるで使わなくなった。重宝している。

私の塩麹の作り方をここに記しておく。


【材料】
みやここうじ:333g←1kg入り袋の1/3
ミネラルウォーター:500cc
塩:100g

1.  ミネラルウォーターを沸騰させ、塩を入れて溶かし、60℃まで冷ます。
2.  ボールに麹を入れ、もみほぐし、1を入れて混ぜる。
3.  ビンなどの容器に移す。
4.  タオルに包んで23時間保温する
5.  麹が柔らかくなったら、常温で冷ます。麹が息をできるように、フタは密閉しない。
6.  日に1回かき回し、空気を入れる。
7.  1週間(寒い時季は2週間)くらいで完成。
8.  その後は、冷蔵庫に保存する。3ヶ月程度で使い切る。


完成するまでの毎日、麹の育っている甘い匂いを嗅ぐのが楽しみである。



2012年10月26日金曜日

ししゃも

いつもの近所の商店にて。
北海道産ししゃもの澄んだ目に惹きつけられた。淡い色をして透きとおる体のなんと美しいことか。
少し高かったけれど買ってしまった。

あまりにきれいなので焼くのが惜しかった。
焼いて食べると繊細で柔らか、ほろほろと至福の味わいだ。
一人あたり二尾だけれど、ありがたくじっくり味わった。





2012年10月25日木曜日

ホームページ

今日はリンクをはってみます。こちら、2002年に作ったサイトです。
展覧会風景、作品画像、エッセイなどがあります。
2010年10月以降、更新が滞っています。

2012年10月23日火曜日

病院17回目 リリカを減らす

処方された薬は、
 リリカ(朝 100mg、夕 150mg、寝る前 100mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)

リリカの一日の合計量が 400mgから350mgに減る。
ということを試してみる。

2012年10月16日火曜日

自転車に乗る


いつからだろう、きっと2010年の冬くらいから、自転車に乗っていなかった。
手首と指が痛くて、運転できなかったのだ。
今日、およそ2年ぶりに自転車に乗ることができた。ぎこちない運転だけれど。
嬉しい。


2012年10月13日土曜日

睡眠導入剤 4分の1に

鍼灸の先生の提案で、これまで半分に割って服用していた睡眠導入剤を、そのまた半分に割って服用することにした。4分の1だ。

大丈夫だ。なんとか眠ることができた。目覚めもすっきりしている。

2012年10月5日金曜日

だんだん良くなれ

両親の住む家へ昼食を作りに通っている。
3ヶ月ほど前は、作るだけで精一杯で疲れきっていたが、近頃は痛みも減り、楽しんで作っている。
昼食後に両親の夕食のおかずを作っておく、なんていうことも出来るようになってきた。

だんだん良くなれ、と祈る。


2012年9月17日月曜日

ヨガは瞑想


ヨガを続けている。今日で5ヶ月になる。
初めのうちは「イテテテテ…」と声が出ていたが、近頃では「きもちいぃ」という声が出る。

線維筋痛症の痛みは、だいぶマシになってきている。
かつては、痛くて、疲れて、精神までぐったりして、暗い気持ちになっていたけれど、近頃は痛みがやってきても気持ちが楽に明るくいられるようになっている。

ヨガをしていると、軽い気持ちになる。
体の中だけでなく、頭の中を掃除している感覚になる。
ヨガは瞑想だという。
ヨガをしていれば瞑想に近づけそうな気がする。

近ごろ思う。痛みから助かりたくて探してきたことがつながっている。出会えるものに出会っている。


2012年8月15日水曜日

ヨガっていいぞ

夏になってからは、ほぼ毎日ヨガをやっている。やりたくなるのだ。
はじめは、痛みから助かりたい一心でやっていた。
でも近頃、そんな思いとは違う、喜びのような新鮮な何かがやってきた。
体の奥へ奥へと対話しているようである。
体の中に、うんとうーんと、まーだまだ、何かがあるのだろうなぁという感じだ。
ヨガに関する本を読むと、どうやら、人間の体は宇宙に匹敵するものなのだという。

まだまだ語ることなどできない。
これから一生をかけて続けてゆくことになるのだろうなぁ。その入り口に私はいるのだ。

 「すごいものに出会ってしまったぜ!」

ヨガについて、ぜんぜんわかっていないのだろうけれど、わからないから今日もまた、ヨガマットの上に座るのだ。


2012年8月1日水曜日

『冷えとり』一周年


ぬる湯での半身浴1時間強、湯たんぽを使う、通常4枚の靴下の重ね履き、天然繊維のものを着る、少食を心がける、冷たい物を食べない飲まない…
こんな面倒くさいことも、体を悪くすると真摯にやるものだ。

『冷えとり健康法』を始めてから1年が経つ。
とにかく痛みから楽になりたくて、コツコツと続けている。
近頃少し、足がほわっと温かい感覚を感じるようになってきた。


2012年7月24日火曜日

夏は冷える



夏は暖かいから、痛みも軽いだろうと思ったが、そうでもない。
夏は意外にも冷えるのだ。
汗をかいた気化熱や、クーラーで冷えるのだ。

D&M ひざウールサポーター
ウールは汗の湿気をすぐに外に逃がすので、夏にこそ効果を発揮するのだ。
愛用している。



2012年7月5日木曜日

大丈夫、ヨガがある


梅雨だ。ぐずついた天候は痛い。雨が降ると痛い。
痛い痛い。
でも大丈夫、私にはヨガがあるから。
という気持ちになっている。

痛くても、とにかくヨガマットを敷いて、ヨガを始める。
途中で眠ってしまうこともあるが、とにかくやる。

だいたい毎日40分から1時間かけてヨガをする。
終えると体だけでなく、心もカラッと軽くなっている。



ヴィパッサナー瞑想


呼吸法や瞑想について調べたり、本を探しているうちに、“ヴィパッサナー瞑想” というものに出会った。

『呼吸による癒し』 ラリー・ローゼンバーグ(春秋社)

この本を読んでいる時間はとてもよかった。
2月下旬から読み始めて7月まで、ずいぶんと時間をかけて読んだ。
痛くて読んでいても内容が入ってこないので何度も読み直したり、
はたまた、2,3ページ読んだだけで満腹になり、なかなか進まなかったり…
本の中を何度も行ったり来たりしながら読んだ。

読んでいると痛みから少し離れられるように感じた。硬いものが少しずつ溶けてゆくようだった。
不思議だ。
本を読んでいるだけでとても助かった。気持ちのよくなる読書の時間だった。
しかし、書いてある内容は私からは遙か遠く遠ーく彼方にあり、また、何度も読むことになりそうだ。


2012年6月29日金曜日

昼食作りを再開する


かつては夫の両親の住む家へ、昼食を作りに通っていた。
それを数ヶ月ほど休んでいた。

そして、今日は昼食作りを再開した。
慣れてしまった我が家での2人分の料理作りと違い、久々に作る4人分の料理は、量も多くなり重く、こんなにも手に負担がかかるのか… ということを思い知る。
作るだけで精一杯。痛くなり、どっと疲れて、食べる頃には体力が残っていない。
なんとも、情けないなぁ…。


2012年5月29日火曜日

病院12回目


処方された薬は、
 リリカ(朝 100mg、夕 150mg、寝る前 150mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)

サリグレン(唾液を出す薬)をやめてみる。
この処方が9月まで続く。



2012年5月20日日曜日

アロマテラピー


痛いと体にも心にも緊張が高まる。それが続くと落ち着かなくなる。
その状態がさらに痛みを強くさせる。
何とかならないか…。
アロマテラピーなんてどうだろう… と、アロマオイルについて調べてみる。
心を落ちつかせる、安まるような香りは何か…。

近ごろ私が気に入っているのは、パチュリーだ。
華のある香りとは違う、湿った草のような土のような香りだ。
重心が下がるように落ち着く。安らぐ。

ほかに、プチグレイン、パイン、クローブ、ラベンダー、ヒノキ、など。
いくつかを組み合わせて、アルコールで薄めて小さな瓶に入れてある。時々匂いを深ーく嗅いでいる。
落ち着くと助かる。香りにも助けられている。本当に、助かる。

3年前に買っていたこの本が役に立った。
『アロマテラピーの教科書』 和田文織(新星出版社)


2012年4月26日木曜日

ヨガのポーズ


私の体は硬い。これまでの44年間、スポーツや踊りなど体を動かすことをいっさいやってこなかった。
だから、ヨガは私とは縁のないものだと思っていた。
ヨガは体の柔らかい人がトクイそうにやっているイメージがあったのだ。

だけど、ヨガで大事なことは、ポーズができるかどうかではないのだ。
ポーズを目指して、呼吸を忘れず、ゆったりと体を動かす。そうすることが大切なことなのだ。

確かにゆっくり動かせば、今まで動かなかったところ、動かさなかったところ、気にとめなかったところが “ある” ことに気がつく。体の中が動き出す。プチプチという。

ヨガ教室からもらった紙にはこう書いてあった、

  無理をしない(人と競争しない、あるがままに…)
  あわてない(ゆっくりと呼吸をつけて)
  力を抜く(大地と触れ合う、大自然に近づくように)




2012年4月25日水曜日

ヨガから渡されたロープ


家で、教室での教えを思い出しながらヨガをやっている。
一日に40分から1時間ほど。
体は痛く、ガチガチに硬くぎこちなく、すぐにヘロヘロに疲れる。まるで出来ていないのだけど、なにか「ヨガからロープを渡されて、それを掴んでいかないと私は今後助からない」そんな気持ちになっている。
出来ないけれど、続けなければ、私の未来はないぞ。
そう感じている。


2012年4月21日土曜日

ヨガマット



群馬へ帰り、さっそくヨガマットを注文する。
とても素敵なヨガマットだ。
しかも半額だ。

2012年4月17日火曜日

初めてヨガを体験した

友人のすすめるヨガ教室にやっと行くことが出来た。
友人からヨガ教室の話を聞いたのは、まだ寒い2月だった。
友人が活き活きと話す先生の魅力やお年寄りやリウマチの人も通っているということが決め手になり、いつかは行きたいと思っていた。
その日がついにやって来た。

私は初めてヨガを体験した。
気に入った。
終わった後、ぽやーんとして、体が軽く、ほんのり温かくなっていた。
これまで受けてきた、鍼灸や整体やオステオパシーの施術後の感覚を思い出した。
人に施術してもらわずとも、自分で自分を立て直せるのかもしれない。
とてもよい。

帰り道、私の足は靴の中で硬さを忘れ、軽やかになっている。
 ♪ かるあたたかい〜
夢見心地で教室のある吉祥寺の街を歩いた。

2日後、再び教室へ行き、この教室へ通うことを決めた。



2012年3月27日火曜日

病院10回目

処方された薬は、
 リリカ(朝 100mg、夕 150mg、寝る前 150mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 サリグレン30mg(寝る前1回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)

リリカは一日の合計が 400mg。

追記:以後2012年9月までこの分量が続く。
   私のリリカ服用最高量は400mgだった。


2012年3月15日木曜日

せんねん灸


痛くて眠れない夜、布団から抜け出る気力があれば、せんねん灸をすえる。
足の三里にすえると、眠気がおとずれる。
問題はそのまま寝てしまって、布団へ帰れず、体が冷えることだ。


2012年2月21日火曜日

病院9回目


処方された薬は、
 リリカ(朝 75mg、夕 150mg、寝る前 150mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 サリグレン30mg(寝る前1回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)

先月と変わらず。


2012年2月19日日曜日

ここでも、オステオパシー


去年の12月、古くからの友人と会う機会があった。じっくり話すのは本当に久しぶりだった。
すると彼女が、オステオパシーの話を始めた。

私は本当に驚いた。
私がいま最も気になっていることを、彼女が話しているのだ。

流れるように話は進み、彼女の薦めるオステオパシーの施術を受けることになった。
“オステオパシーのみ” の治療は初めてだ。
ワクワクするではないか!

場所は文京区。
体調についての話も含めて120分の治療。
部屋にはラベンダーのよい香りが満ちている。
気がついたら、120分が過ぎていた。
体には本当に軽く軽く触れていた。
もの足りないほどだ。

帰り道、ぼんやりと、軽いような、眠いような。
寒い日で、歩き疲れていたのに、足が軽く温かくなっている。

あまりに、ぼんやりとして眠く、この日泊まる私の実家(杉並区の果て)が遠く感じてしまい、困ったほどだ。
久しぶりに、足の温かさを感じながら眠ることができた。


2012年2月16日木曜日

本そのものが美しい


実のところ、本を読んでも内容が頭に入ってこない。痛みが邪魔をするのだ。
痛みを感じながら、文章を読む。文章に食らいついているつもりだけれど、結果はぼやーんとしたものにしかなっていない。
それでも本を読む。
本の中を何度も行ったり来たりして、結局、ゆっくり読んでいる。

もしかすると、 “紙に文字が刷られている様子” に触れたいのかもしれない。
クリーム色に近い白い紙の上に活字がタテに組まれて並んでいる、余白もある。厚みのある束になっている。
美しいなぁとぼんやり思う。
それに触れていると安らぐのだ。


2012年2月5日日曜日

歩く瞑想


痛みが続くのは疲れるものだ。消耗してしまう。
一方で、何も出来ない日々が続いている自分に焦る。
心臓がバクバクする。心がざらざらするような、落ち着きのない状態になっている。

『瞑想』をやってみるがうまくいかない。
ならば『瞑想』について調べたくなる。『瞑想』に関する本を読みたくなる。

こんな教えに出会った。
  歩きながら、深く息を吐き、吸いながら微笑む。

いつも歩いている道を、そうやって歩いてみる。
いつも、痛くて痛くて上手く歩けずに、泣きそうになりながら歩いている道だ。
  歩きながら、深く息を吐き、吸いながら微笑む。
  歩きながら、深く息を吐き、吸いながら微笑む。

やってみるものだな。痛みは変わらなくても、気持ちは軽くなるような気がする。
  歩きながら、深く息を吐き、吸いながら微笑む。
  歩きながら、深く息を吐き、吸いながら微笑む。
  歩きながら、深く息を吐き、吸いながら微笑む。

おもしろい。
この道は、ほとんど誰も歩いていないから、誰も見ていない。気軽に実践できるぞ。
痛みを去らせることであれば、何でもやってみるのだ。



2012年1月24日火曜日

病院8回目


処方された薬は、
 リリカ(朝 75mg、夕 150mg、寝る前 150mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 サリグレン30mg(寝る前1回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)

リリカ150mgはきつい。眠気ともうろうが強烈だ。


2012年1月19日木曜日

やはり瞑想か


『冷えとり健康法』の半身浴を続けている。風呂につかっている間に本を読むことが多い。
何か痛みを去らせる方法はないか、体を治すにはどうしたらよいのか、どうしてもそんな内容の本を探してしまう。

昨年の11月から何度か読み返しているフルフォード博士の『いのちの輝き』には、人間が持っている治る力のことが書かれている。
体は健康になりたがっているのだそうだ。
何が治癒力を阻んでいるのか、何が治癒力を伸ばしてゆくのか。
フルフォード博士はいくつかの提案をしていて、その中に『瞑想』がある。

『瞑想』が気になる。

痛みを何とかしたくて、調べていると、たどり着くのはいつも『呼吸法』と『瞑想』なのだ。

試しにやってみるのだが、まるで出来ない。そうなると、もっと知りたくなってくる。
この本には『瞑想』の方法について、5ページにわたってまことに充分に書いてある。
それでも、さらに『瞑想』に関する本を探して読みたくなってしまうのだ。


2012年1月11日水曜日

出汁

かれこれ長い間、化学調味料の入った粉末だしにお世話になってきた。
若い頃に、これらを使いこなすことを教わり、身に染みついてしまい、活用するのが習慣になっていた。味にパンチが生まれてよい、なんて、得意気に活用していたフシもある。

だけども、もうオサラバだ。なんだか気持ち悪くなってきたのだ。

このところ、煮干し、椎茸、昆布で出汁をとっている。
透明のガラス瓶に煮干しや椎茸と水を入れておくと、水がじんわり薄い黄金色に染まってくる。なんとも美しい。
一晩おいて、鍋に空け、アクをすくいながら煮立たせると出汁ができる。
できた出汁も黄金色で美しい。
この出汁は味も澄みきっている。体がすーっと清らかになる気がする。目を閉じると遠くが見えるような清らかさだ。
この出汁に慣れると、化学調味料の入った粉末だしが大袈裟で気持ち悪い味に感じるようになる。
『冷えとり健康法』を始めて少食をこころがけてきたから、体がほんとうの出汁を求めるようになったのだろうか。

だいいち、グルタミンソーダ(化学調味料)の摂取は、線維筋痛症の痛みを悪化させるのだ。


2012年1月8日日曜日

塩麹づくりに挑戦


大晦日に黒豆を煮ることが出来て嬉しくなり、気持ちが台所に向いてきた。
これまで、ずっと料理らしい料理を作ることが出来なかった。
痛みで手や体がうまく動かない。出来ていたことが出来ないというのは悲しい。料理の好きな私は気持ちが沈んでいた。

友人が『facebook』に塩麹のことを投稿している。じつに興味深い。
私は、話題の塩麹を作ってみたくなった。

材料を揃え、道具を揃え、分量を量り、鍋で湯を沸かし、ボールで混ぜ… 
そうしているうちに、料理作りの楽しさがよみがえってきた。
さらに塩麹について調べていると、わくわくしてきた。料理への意欲が湧いてきた。

心強い麹本。台所の食器棚に置いておく。
『麹のレシピ』  おのみさ(池田書店)


追記:塩麹を使い始めたら、化学調味料入りのコンソメや中華だしが不要になった。