2013年12月31日火曜日

12月が終わる


















12月が終わる。

動くと動く。
久しぶりに展覧会に出品するという動きがあった今月は、
うれしい再会や新しい出会いがいくつもあった。

12月というのは寒さにやられて寝込んでしまうことが多いので、
私にとってはあるようなないようなオマケの月になっていたけれども、
今年の12月は所々でキラッとうんとよく光る月だった。

みんなありがとう。そして、健康に憧れるなぁ。





2013年12月30日月曜日

わたしの2013年・その4・土いじり

我々の家が建つ敷地の横は、父が畜産を営む牛舎だった。しかし牛を減らし、牛舎は解体され、秋にはドーンと何もない土地が現れた。

これは「畑をやりなさい」ということなのか。

体が治ったら畑をやりたい… とずっと思っていた。だが実際には、線維筋痛症の痛みで思うように動かない体がデンと存在している。
それが心の重荷になっている。

しかしなのか、だからなのか、
「今、始めよう。土に触れていれば良くなるのではないか」と思ったのだ。

鍼灸の先生によると東洋医学では、土に触れることにより邪気を払い、土からエネルギーをもらうことがあるという。


「土いじりで線維筋痛症が治っちゃったりして…」なんていう気持ちで始めてみよう。

9月の終わりにそう思いたった直後、親戚の指導と助けがあり、少し種まきをすることができた。
晩秋からちょこちょこっと収穫している。
畑で採れたての野菜には活力があり、おいしい! と再認識している。

ということで、畑、どうせなら「自然農法を」と思い、情報収集と学びのさなか。
そんな近ごろである。

2013年12月29日日曜日

わたしの2013年・その3・ヨガ


ヨガをする時間が減ってしまった。

1月に家を建てることを決めてから、住宅について調べたり検討したりということに時間を割いている。
ついついヨガをする時間を削ってしまう。

去年は毎日続けていたのに、今年は週に3日2日といった減り具合だ。
数日ぶりにヨガをすると、体が硬くなっているのがよくわかる。
線維筋痛症の治りが今ひとつなのも、ヨガを怠っているからかもしれない。

ヨガをすると、「ホントーに、心身とも気持ちよくなる!」と感じるし、わかっているのに、つい、怠ってしまうのだ。
ヨガをする時間を作ること、その時間を保つこと。それこそがヨガなのだろうな、と思いつつ…

今年の反省ごとである。

2013年12月28日土曜日

わたしの2013年・その2・家

今年の1月、家を建てることについて夫と話し合い始めた。
ここへ越して12年のあいだ、家については何度か話題にしてきたが、保留になっていた。
しかし今回は具体的な話し合いになった。
  今の借家は狭くて寒く、もう限界だ。
  両親が年をとったので、なるべく早くそばで暮らしたい。

そして、両親の家の隣に我々の家を建てることを決めたのだ。

そうと決まってからは、あぁ、家を建てようと思ったら、知りたいことや調べる事柄がなんとたくさんあるのだろうと思い知るのだった。
そして、限られた条件の中でどのように暮らすかを思い描き、考えつくす。
そんな作業に時間を費やしている。

痛みで頭がもうろうとしている中での作業。
体が治っていないこんな状態で取りかかったことを、はたしてよかったのかと思うこともある。もっとスッキリした頭と体で取り組みたかったと。
それでも、夢中になれる時間があるというのは喜ばしいことだ。ほんの一瞬、痛みを忘れて集中している時もある。


工務店との打ち合わせは、月に1~2回ある。
設計士さんの提案を聞き、我々の要望を伝える。話し合う。解決策を見つける。
双方で話し合いをしてゆく、だからこその名案が生まれることがある。
真摯に集中する時間だ。
約2時間の打ち合わせが終わると、どーっと心地よい疲れが訪れる。


とても楽しい。

そういえば、私は幼い頃から建築家に憧れていたなぁ。
そんなことを思い出している。

この作業は2014年の4月まで続く。

2013年12月27日金曜日

わたしの2013年・その1・線維筋痛症


今年をふり返る。
まずは線維筋痛症のこと。

・リリカの量は、去年末の325mg/1日から、225mg/1日に減った。
・7月から漢方薬を飲み始めた。
 痛みはまだあるものの、漢方薬を飲むようになってから気持ちが明るくなった気がする。
・11月には睡眠導入剤を飲まずに眠れるようになった。

そして全体的には、
「痛くて眠れない」から「痛いから寝てしまう」に変わった。
痛みがひどい時にはホットカーペットに背中をつけて、ヨガでいう屍のポーズで横になる。湯たんぽをお腹の上や肩に添える。そうしていると、そのまま1 〜2時間、多いときには5時間くらい眠ってしまう。
それだけ眠ると、しばらくは痛みが去り、スッキリしている。夕方からちょいと動くことができる。
「あちゃー、またこんなに眠ってしまった!」と思うのだが、痛くて眠ることが出来なかった頃のことを思えば、進歩なのだと思う。


しかし、夕方以降に痛みが少ないと、油断してリリカを飲み忘れることがある。
すると夜に体がこわばり、ひどい痛みがやってくる。
リリカを止めるのはまだ先のことになりそうだ。


2013年12月11日水曜日

外へ向かって広がる

作品を描き終えて、乾燥を待ち、ワックスを塗る。
作品にサインを入れ、写真を撮る。
梱包し、荷造りし、発送する。
3年ぶりのそれらの作業は懐かしく、あまりに久しぶりなので新鮮に感じて、わくわくした。

そしてそれらを終えた後、爽快な空気がやってきたのだ。
「外へ向かって放った!」というスカッとするスカスカな空っぽな体感が。それがとてもよかった。



グループ展に出品することをFacebookに投稿すると、友人からの温かいメッセージがいくつも届き、胸が熱くなった。
また、あれよあれよの展開で会うことになった友も。偶然に再会した友も。みんなみんな素敵なのだ。

作品を発送してから、喜びと、パーッと外へ向かって広がる気持ちよさが漂っている。
ずいぶんと久しぶりだ。いいものだ。

2013年11月30日土曜日

12月の展覧会

いよいよ12月にならんとす。

ギャラリーバー カジマの12月の展覧会に出品します。

 ◉12/2(月)〜12/28(土)
 ◉14:00〜24:00(12/2は16:00から)
 ◉日曜祭日休み
 ◉中央区銀座7-2-20 山城ビル2F
 ◉03-3574-8720


制作はまだまだで、リハビリのような、確かめている感じがあった。

それでも描いている瞬間にはものすごい喜びがあった。
作業の一つ一つがなつかしく、もっともっとやってゆたいと強く思った。


2013年11月29日金曜日

最近の状態

朝起きて、洗濯などするために洗面所へ行く。その際、寒い洗面所に長居してしまうと体が冷えて、そこから痛みが始まる。
「ちょっと寒いな」が「ちょっと痛いな」になり、そのうちに痛みが体じゅうを駆けめぐり、「すんごい痛い」「たまらん!」になる。
ストーブとホットカーペットで温めた部屋に戻り、起きていられずに横になる。
湯たんぽ2つでうんと体を温める。
そのうちに意識が薄れ、眠ってしまう。
昼過ぎまで寝ていると、ようやく起き上がることが出来る。
夕方近くになって体が温まり、活動できるようになる。
…そんな日々が続く。
夕方、泣きはらした後のような体の状態になっていることに気がつく。
痛いって、疲れるね。

2013年11月23日土曜日

ぐったり

ここ数日、仕事場がまた病室に戻ってしまっている。
調子よくなっていると感じていたのに、落胆である。
一日中ずーっと殴られている感じがする。グーで、右から左から、後ろから。
時には合いの手が入るようにナイフで刺されている。足や背中なんかはとくにグサグサと。
ひれ伏して(ヨガのチャイルドポーズの格好だ!)、「もうしません」「もうしません」と許しを請うが、相手は手を緩めない。
あぁ、ぐったりだ。

2013年11月16日土曜日

さらば睡眠導入剤

睡眠導入剤を飲み始めたのは2010年だった。腰痛が酷くて眠れないというので、当時通っていた内科で処方してもらった。
薬をできるだけ減らしたいと思い、昨年の秋からは1/4に割って飲んでいた。

11月に入ったある日の夜、寝る前に薬を見ていて、なんか飲むのが嫌になり、以来、まるきり飲まずになんとか過ごしている。
ふと訪れる直感というのは大事にした方がいい。
眠りに落ちるのに少しだけ時間がかかったり、夜中に何度か目覚めたり(寒さや乾燥で目覚める)、“ 睡眠導入剤を飲んでいないから眠れないや ” という夢を見たりするが、なんとかなっている。
目覚めが良いのがうれしい。あまり寝坊をしなくなった。

2013年11月10日日曜日

なつかしい制作の空間


9月の終わりの晴天の日、とあるギャラリーから年末のグループ展に参加しないかと電話があった。その日は体調がよかったので、「参加します!」と即答したものの、後日雨降りや台風がやってくるとまるっきり寝込んでしまう日が何日もあった。制作できるのだろうか。軽率に返事してしまったか。

ともかく作業の進行が遅い。

下描きに何日もかかり、そろそろ油絵の具を使いたいので、油絵の具を使うための仕事場所の片付けと掃除を始めたが。
やはり、掃除をすると体がこわばってきて、体がだんだん動かなくなる。
だから掃除には時間がかかる。何時間もかかる。
この部屋はこの3年のあいだ、私が「痛い痛い」と唸りながら寝てばかりいた、いわば病室で、片付けられることもなく、ホコリがうんと溜まっているのだ。


2日にまたがってやっと掃除を済ませると、なつかしい制作の空間が現れた。



2013年9月25日水曜日

この数ヶ月

3月から長いこと放ったらかしだったブログを一気に更新しました。
この間、文章になりきっていない走り書きを溜めているだけだった。
思いは浮かんでも、言葉や文章にすることができないのだ。
痛みが続き、脳がジュワジュワしていて、はっきりしないのだ。
また、体、とくに手が思うように動かない。
不安定な気候や梅雨、猛暑、台風の影響を強く受けまくっていたこの数ヶ月だ。



そんななか、とても夢中になる作業をしていた。
調べることがたくさんあった。
三角スケールとメジャーが手放せない。
作業に集中して、ぐったり眠る、作業に集中して、ぐったり眠る… 何かをするとすぐに疲れてしまうので、そのように過ごしていた。
作品の制作ではないところが残念ですが、この作業はあと数ヶ月は続きそうだ。
じつにわくわくする時間だ。


2013年9月23日月曜日

ダウンの肩当て

体じゅうが痛くなる線維筋痛症だが、ときに肩や肩甲骨あたりがこわばり、そこから痛みが広がっているように感じることがある。
とくに朝、目覚めた時にもうすでに肩や肩甲骨あたりから強い痛みが発生している。
そのような痛みへの対策は、これを着て寝ることだ。
 ダウン肩当て

目覚めの痛みが軽減されて助かっている。
真夏以外はこれを着て寝る。
寝る前に「まだ寒くないからいいか」と油断して着ないで寝ると、翌朝まさに痛い目にあうのだ。

2013年9月21日土曜日

石っころ拾い


畜産をしている義父がこの初夏に牛舎を解体し、コンクリートを剥がし、更地にした。畑にしたいそうだが、それは簡単なことではない。義父は80才を超えている。もうそんなに体を動かすことはできないだろう。

畑にするには、まずは石がごろごろしている地面から石を取り除く必要がある。

今日、私は地下足袋を履いてそこへ立ってみた。
かつて、石の混ざった地面を見て、石を取り除くことをただ想像していただけの時にはなんと難儀なことだろうと思ったが、いざ体を動かして作業をしてみると楽しい。
しかし、実際には想像していたよりもずっと石っころは多い。とほほなのである。



それでも、土に触れる時間を持つことはなんとも気持ちのよいものだ。
ただ夢中になって、土とか石になっている時がある。
これは瞑想の時のあの感じだ。自律訓練法のあの時の感じだ。
もしや、線維筋痛症の治療にも有効なのではないかと思い、リハビリのつもりで続けてみようと思った。

写真に写っている農具(フォーク)が杖代わりになって、ずいぶん助かったのだ。


2013年9月18日水曜日

庭仕事

台風も去り、すっきりとした秋晴れだ。
夫の父母の暮らす家の裏庭の気になる枝を一本だけ切るつもりでハサミを持って外へ出たところ、台風で飛んできた葉っぱや枝、伸びた雑草や枝がどんどん視界に入り、体が勝手に動き出し、黙々と草むしりと庭掃除をしていた。
草木とたわむれているといつのまにか爽快になる。
途中、庭に子猫がいるのを見つけて愛でたりしつつ、気づけば4時間も働いていた。

雨降りや低気圧の日には起き上がることも出来ずに寝ているばかりなのだが、まるで別人である。自分でも驚く。

2013年8月22日木曜日

夏の島根


30年前に亡くなった祖父の墓石にいた蛙
祖母の葬儀があり、島根の山奥まで飛んで行った。
我が家から羽田空港までバスや電車を乗り継ぎ4時間弱、羽田空港から米子空港まで飛行機で約1時間。
米子空港からは車で1時間半、安来を越えてさらに山奥まで入ってゆく。

子供の頃、毎夏を祖母の家で過ごした。
私にとって夏といえば島根の風景や日々が思い浮ぶ。
たくさんの緑、白い砂のような地面、きれいな水の川、明るい薄茶色の川底。
叔父や叔母やいとこたちも夏になると祖母の家に集まった
東京育ちの私には、夢のような時間だった。

祖母が亡くなり、島根の夏と再会することになった。
山や田園風景はあの頃のように美しく、しかも夜はさらに美しい満月だった。
「おばあちゃんが、こんなに素晴らしい時に懐かしい人たちを集めてくれたんだ」

いよいよ最期かもしれない、といわれてから50日以上が経っていた。

雨降りならば痛みがひどく寝込んでしまう現状なので、島根までは行けるはずもないと思っていた。ところが、祖母が亡くなる数日前から葬儀の翌日まで、雲ひとつ無いと言ってもってもよいほどのカラッとした晴天が続いた!
私は遠くまで出かけることもできたし、道中もなんとか過ごすことができた。
「おばあちゃんのはからいだ」と思った。
95歳、最後まで天晴れなおばあちゃんでした。


2013年8月9日金曜日

漢方薬、2週間

漢方薬を飲み始めて約2週間が経つ。経過を診に病院へ行く。
おいしいおいしい、桂枝加苓朮附湯(ケイシカリョウジュツブトウ)
飲み始めてからは、痛みは無くなりはしないが、少しが活気あるような気がする時間を過ごしている。
生理前の体の不調がほとんどなく、急に生理が来て驚くような感覚があった。

腹の触診では、2週間前よりもよい状態にあるとのこと。

桂枝加苓朮附湯の成分中の 附子(ブシ)は冷えに効果があるそうで、附子の量を徐々に増やしたいそうだが、気温が高く汗ばむ時期にはそれは向かないそうで、当面はこれまでの処方を続ける。

近頃、汗の量がうんと増えたのはこのせいなのか。
いやいや、気温もぐんと上がっているから、汗が出るのは当たり前なのか…まだわからない。

だけど、漢方薬の効果には期待しちゃうなぁ。


2013年7月25日木曜日

漢方治療


線維筋痛症。この病気が完治する人は1割だそうだ。
私がこの病気から脱することが出来るかどうかはわからないが、まだできることがあると思う。

まず、鍼灸の先生がなるべく飲まない方が良いと言っている西洋の薬を減らし、漢方薬へ移行してゆけたら…と思っている。
しかし、漢方治療を始めるために新たな病院へ行くとなると、時間や治療費の負担が増えるのである。どうしたものか…

そんなことを考えていた数ヶ月の間に、私の線維筋痛症の担当医師が転勤になった。
その医師の新しい勤め先の病院には、内科で漢方治療してくれる医師がいた。
線維筋痛症の医師に相談すると、快く紹介してくれた。
漢方で良くなったという人もいるし、良くならない人もいるらしい。どちらにしろ、線維筋痛症の治療には「これだ」という決定打はないのだ。



さて、漢方薬による治療を始めることになった。

西洋医学は病気を診て、漢方医学は人を診る、という。
漢方の医師は、実際に顔色を診たり、舌の表裏を診たり、脈を診たり、お腹のいくつかの場所を触って診る。ちゃんと私の今の状態を診てもらっている、という安心感と充足感を感じることが出来できた。

また、天候によって痛みが増すという私の状態には、漢方による治療が向いているそうだ。
漢方には「気・血・水」のバランスを整えるという考え方があり、その中の「水毒」を出す薬から処方してゆくという。

桂枝加苓朮附湯(ケイシカリョウジュツブトウ、内容は、
 桂皮 (ケイヒ)、芍薬 (シャクヤク)、茯苓 (ブクリョウ)、
 蒼朮(ソウジュツ)、附子(ブシ)、生姜 (ショウキョウ)、
 大棗(タイソウ)、甘草 (カンゾウ)

お湯に溶かして飲む。
「ゆったりとした気持ちで飲んでください」と先生は言っていた。
経皮(シナモン)と甘草が入っているので、甘くておいしい。

今まで処方されていた西洋医学の薬、リリカ、ノイロトロピン、ブロチゾラムはそのままの量で様子を見ることになった。
しかし、先週あたりから独自にリリカを25mg減らし、一日の総量を225mgにしてみている。


それにしても、病院はエアコンが効きすぎていて冷えるなぁ。



2013年7月17日水曜日

枝豆と母

親戚が枝豆をわんさと届けてくれた。
枝に豆が付いたままの、まさに枝豆。
この枝から豆をもぎるのだ。
昼食後に、母とじっくりもぎる。
もぎりながら、母は話す。母の昔話になる。

母の話は、結局『戦争は悲惨だ』ということだ。
戦場はもちろん悲惨である。
そして、たとえ戦場に行かずとも、戦場にならなかったとしても、戦争をしているということは悲惨なのである。
働き手が少なくなる、物が無くなる、食べものも無くなる、飢える。人の心も荒む。
昭和3年生まれの母の青春真っ盛りは、戦争真っ盛りだったのだ。
もう人々をそんな目に遭わせてはいけないのである。

2013年7月14日日曜日

ファンヒーターで足元を温める

梅雨が明けてから、暑い日が続いている。猫たちもこのようにぐったりだ。

晴れていれば寝込むほどではないが、夏特有の、夕方に天気が崩れるような日は残念ながら痛むのだ。

最近思いついた名案。
午前中、洗面所で顔を洗ったり化粧をする時に、コンパクトファンヒーターで足元をガンガンに温めるのだ。この暑いのに!

10分ほどそうしていると、体ぜんたいの痛みが薄れ、体の中に活気が生まれてくるのだ。

2013年7月6日土曜日

梅雨明けと減薬


とても早く梅雨が明けた。
例年より2週間も早い梅雨明けだ。
とたんに体が楽になっている。
本当に天候に左右されているのだと思い知る。






この頃より、下記のように減薬を試みている。
 リリカ(朝 150mg、夜 100mg→75mg) 
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/6(寝る前)


2013年6月29日土曜日

梅雨はお手上げ


今年の梅雨入りは5月29日。例年より10日ほど早かった。

梅雨だから、あたり前にぐずついた天候が続いている。
そして、やはり、そんな日は痛みが増す。
わかっていたことだから、落胆はしないのだけれども、そんな日が続くとぐったりする。

痛いと気持ちが腐る。
腐りたくないのに腐るのだ。
痛みが去ると、腐った気持ちは去る。
痛みしだいで体調はもちろん、気持ちもコロコロ変わり、自分を信用できない。


2013年6月28日金曜日

診断から2年が経った

今日で「線維筋痛症」と診断されて2年になる。
当初、医者に「焦らないでください。2年はみてください」
と言われた。
その2年が経った。

2年前と比べると薬も減ったし、だいぶ良いが、まだまだ痛い。
体も不自由だ。
あともうひといき、なのだ。



天候に左右される。
薬を飲んでいても、雨降り前や荒れた天気の時は抗いがたい痛みがやってくる。
体も頭もジャリジャリ、ジュワジュワするような痛みで、そのうちに、どわーっと疲れがやってきて、気づいたら寝ている。

一日があっという間に終わってしまう。



処方されている薬、
 リリカ(朝 150mg、夕 100mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/4(寝る前)



2013年6月4日火曜日

ポテサラ


この季節、久しぶりにポテトサラダを作るようになった。
じゃが芋を茹でてつぶす作業、酢やマヨネーズを加えて和える作業は手に負担がかかり、とても痛くなる。だから作るのを避けていたのだ。
しかし、夫や両親はポテトサラダを好きなようで、気持ちよく食べてくれる。そして、この時季にはポテトサラダを食べたくなるのだ。

最近は、じゃが芋だけでなく、おからを混ぜている。
マヨネーズを減らして、酢と薄口醤油で味を調える。
さっぱりとした、和の味わいになる。
近頃は、青みの野菜をスナップえんどうやいんげん豆や枝豆にしている。豆の青いような甘いような香りがじゃが芋に合う。キュウリよりもずっと合うと感じる。

2013年5月12日日曜日

ジーンズのパンツ

ちょっと嬉しいことがある。この2年半の間、履くことができなかったジーンズを履けるようになったのだ。

2010年の晩秋頃から、デニムの硬い生地が体に触れることが痛くて耐えられなくなったのだ。
それ以来、ウールや綿のスウェット地、伸びる生地のズボンばかりを履くようになった。
時々思い出したようにジーンズを手に取ってみたが、「だめだ」痛くて履くことが出来なかった。
このように諦めるたびに情けない気持ちになっていた。

この4月にまた、履いてみた。大丈夫だった。履けたのだ。

まだ少し、デニムの生地は痛く感じるけれども、ジーンズを履けるようになったということが嬉しくて嬉しくてたまらない。だから少しばかり痛くても、好んで履いては喜んでいるのだ。

2013年4月30日火曜日

今年の春は


今年の3月、4月、5月は、寒暖差の多い日々だった。
呆れるような強い北風が吹き、気温が下がり、雨が降る。嵐のような天候。
この春は、そんな日が多かった。
そして、そんな日は強い痛みが攻めてくるのだ。
起き上がることが出来ず、痛みに耐えようとしているうちに、気づけば気絶したように寝ている。そんな日のなんと多かったことか!

天候には逆らえない。
春が来れば暖かくなるから体もずいぶん楽になるだろうと期待していたから、よけいに落胆してしまった。残念な春であった。


2013年3月2日土曜日

カキンチョー

週に一度、鍼灸院に通っている。
おもに鍼とオステオパシーの治療をする。
今日は北風がとても強く吹きまくっていて、私は朝から痛みがひどく、体がこわばっていた。

今日は足首をほぐしてもらった。
「意外と硬くないですね」と言われた。そういえば、別の治療院でも「股関節はそんなに硬くないですよ」と言われたことがある。
私は自分の体が硬いと思いこんでいたが、そうでもないのだ。ややほっとする。
今日の先生は「力が入ってるだけですよ」「カキンチョーですね」と言った。

カキンチョー。

なんだそれは、と思ったが、「過緊張」だそうだ。
初めて聞いた言葉だが、調べてみると自律神経などとも深くかかわっていて、なるほど、線維筋痛症とも縁がありそうだ。

カキンチョー。
私は施術されながら、黒いタイツ姿(ショッカーみたいなもの)を思い浮かべていた。


2013年3月1日金曜日

トウダイグサ

昨日と今日は暖かく、最低気温は4℃、最高気温は15℃。
このくらい気温があると助かる。

今日、田んぼの脇にトウダイグサが咲いているのを見つけて嬉しくなった。みずから光を発しているように見える草。暖かくなる頃に生え広がるこの雑草は、私にとっては春の象徴なのだ。

雨降り前なので、体はとても痛く、ずいぶん長い昼寝をしてしまった。


2013年2月17日日曜日

やっと見つけた




この冬は寒さの厳しい冬だった。

今日やっと福寿草のつぼみを見つけた。
いつもの年よりもずっと遅い。
水仙や梅はまだまだ咲きそうにない。

でも日射しは強くなってきたし、日も伸びた。

2013年2月16日土曜日

土鍋で米を炊く

電器炊飯器の調子が悪く、米を炊いている途中で何度もエラーが起きるようになった。
使い始めて11年が経つ。そろそろ使えなくなる時期か。

ふと、土鍋で炊いてみたらどうだろう… と思いたち、土鍋で玄米を炊く方法を調べて、日々試すように炊いている。

まず初日から、土鍋で炊いた玄米の香ばしさに感心した。
米の一粒一粒が「どうぞっ!」「どうぞっ!」と得意気に言っているようだ。活気があるのだ。
上手く炊けても失敗しても、炊飯器で炊いた玄米よりもずっと香り高い。

すべて任せきりだった電器炊飯器とは違い、火のそばにいることになる。
火をつけてからは、土鍋の様子をうかがう。
湯気の吹き出し具合いを見て、鍋の中がパチパチ鳴る音を聴いて、火加減を強くしたり弱くしたりする。火加減にはその日の気温も影響する。めんどうくさいのだろうと想像していたが、だんだん楽しくなってきた。
台所に立っている時間が少し増え、食事と料理への姿勢が変わってきている。


土鍋で玄米を炊くようになって約3週間である。今のところ【びっくり炊き】という炊き方に落ち着いている。
炊いている途中で水を入れるので【びっくり炊き】と呼ぶのだそうだ。

【玄米のびっくり炊き】
・玄米は軽く洗う。
・一つまみの塩を入れて水につけておく。
 (びっくり炊きの場合、長い時間水につけなくてもよいようだ)
・水の量は、玄米の1.2~1.5倍。
・強火にかけ、湯気が出て吹きこぼれてきたら、弱火で15分~20分炊く。
 (我が家では16分)
・冷水を用意しておく。冷水の量は米の0.8~1.2倍。
・焦げ付くようなパチパチッという音がしてきたら、冷水を入れ、かき混ぜる。
・ふたをして、弱火で10分~15分炊く。
 (我が家では13分)
・火を止め、5分程度蒸らす。
・ふたを取ったら全体によくかき混ぜる。
・余分な湿気を取るため、土鍋のふたにふきんを挟んでおく。



2013年2月4日月曜日

ヨガと眠気

近ごろは夜の8時過ぎにヨガをしている。50分くらいかけている。
ヨガを始めると眠くなる。
体を伸ばし、脱力するたびに、あくびが出る。止まることなく出る。目もショボショボして涙が出てくる。目の周りをびしょびしょにして動きを続ける。
足の指の間に手の指を入れて回し始めると、必ずや強く心地よい眠気がやってくるので、笑ってしまう。
時にはヨガの途中で寝てしまうこともある。

ヨガの先生に訊ねてみると、「それは体に溜まった毒素が出ているからで、良いことよ」
とのことだ。

もやーんとした眠さを感じながらヨガを続けてゆくと、終わる頃にはスッキリとしている。
「あれ、どの段階からスッキリしたのだろう」と思い返すが、わからない。

〈眠くなる〉というのは、副交感神経が優位になっているということなのだろう。
鍼とオステオパシーの先生も「副交感神経を優位にする時間を増やせば、線維筋痛症はきっと良くなる」と言っている。だからヨガはいいのだと思う。

2013年2月1日金曜日

飛行機雲

飛行機雲は天気の崩れる前ぶれだということを最近知った。
頭上に広がる空と雲を気をつけて見ていると、たしかにそうである!

昨日も今日も立派な飛行機雲を見た。
抗いがたい痛みも出てきた。体がギクシャクとした動きになる。
天気予報を見てみると、やはり今夜から雨だ。






太陽がこのように見える時も、雨の兆しだ。
空気がやわらかく湿ってきている。
春の予感だ、うきうきする。


天気のことわざ一覧

2013年1月24日木曜日

小さな春

オオイヌノフグリが咲いているのを見つけた。
畑や田んぼの脇の土手に、春先になると真っ先に咲く、とても小さな花だ。

日差しが強すぎてうまく撮影できなかったので、もう少し光の弱い所はないか… と辺りを見回したけれども、他の所では咲いていなかった。

強い日差しが当たっている、そこだけに咲いていた。

空気はまだ冷たいが、日差しは強くなってきている。
思いがけず見つけたので、「春は近いぞ!」と興奮してしまった。とても嬉しい瞬間だ。


2013年1月23日水曜日

病院19回目

処方された薬は前回(2ヶ月前)と変わらず、
 リリカ(朝 100mg、夕 150mg、寝る前 100mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前)

実際は、下記のように減薬を試みている。
 リリカ(朝 150mg、夜 100mg)  
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/6(寝る前)


これに加え、頓服薬として「トラムセット」をこのたび始めて処方される。
体内でモルヒネ同様の作用をする痛み止めだ。
副作用は胃痛、吐き気、便秘… 怖ろしくてまだ飲んでいない。

2013年1月22日火曜日

気にしない気にしない


東京に出かけていた数日間は痛みも軽く、良いことや良い出会いが続いた。
良い気分になり、このまま治ってゆくぞ、と確信していたのだが、… 甘かった。
ここ数日、かなり強烈な痛さがやって来ている。昨日今日は起き上がることが出来なかった。
昨日は天気が崩れた。雪も降った。
天候が崩れるときは、ジョリジョリと抗いがたい独特の痛みが内側から攻めてくる。
結局、天候に大きく影響されるのだ。気にしない気にしない。


2013年1月18日金曜日

行けた! 金曜行動

毎週金曜日に、反原発、再稼働反対の抗議行動が国会議事堂、首相官邸周辺で行われている。
私は一度も行ったことがなかった。
悲しいかな、線維筋痛症の私は、5分も歩くと痛みで動けなくなることがある。まず地下鉄の駅から国会議事堂まで歩くのも不安なのである。
金曜行動への参加は無理だろうと見送る日々年月だった。
が、この日は「エイッ」と出かけた。そして、なんとかなった。

昼にヨガ教室に行き、みっちりヨガをしたのがよかったのかもしれない。
その後、ひとつ気持ちのよい展覧会を観たのがよかったのかもしれない。
体は軽く、あまり痛みを感じることなく、なんとか国会議事堂正面までたどり着くことができた。


そしてこの日は、遠くに住む友人と会える! と夢中になって歩いたのだった。
10数年ぶりの再会だった。
福島の浪江町で被災して今は青森に暮らす友人。まさか国会議事堂前で再会することになるとは。抱き合って涙した、国会議事堂前だった。

抗議行動が終わってから、国会議事堂周辺を歩いた。旅の途中である彼女は重い荷物(カート)を引いて歩いている。ちゃんと歩けない私とちょうどよい歩調になっている。その歩調で話しながら歩いた。不思議なありがたい時間だった。

2013年1月17日木曜日

目の前の言葉


東京へ出かける。
画廊巡りをする。とある展覧会の会場で作家さんと話す。話すうちに話題はお互いの体調のことになった。
そのなかで、私の線維筋痛症について、作家さんはこのように言った。

  痛みは痛い箇所に疾患があって痛いのではなくて、脳が痛いと感じている、
  痛みの記憶が脳に蓄積されて、さらに痛みの情報が増す、
  痛くない記憶、気持ちのよい記憶を脳に貯めていけば、痛みの記憶が減って、
  痛みが無くなってゆくのではないか、

同じようなことを何かの本やネット上の情報で読んだことがある。
が、実際に人が言葉を声で発していて、それを目の前で聞いていると、内容がずしんと伝わってくる。
まるでお念仏でも聞いているような、助かる気持ちになった。
背景に作品がある気持ちのよい空間にいたから、さらにそう感じたのかもしれない。
話を聞きながら、

  できなかったことをできることにしてゆこう
  それを一つづつ増やしてゆこう

そう思い、頭の中がきらきらと光った。

この日は誘われるままに飲みにゆくことにした。
帰り道の記憶が薄れたり、翌日に痛みが増すことも多いので、外での飲酒はできるだけ控えていたのだが、この日は「よし、試みるぞ」と思った。

そして、「明日は “あれ” を試みるぞ」と、心の中がきらっと光った。

(明日につづく)

2013年1月12日土曜日

菜の花

冷たい北風が吹きつけるなか、近所の商店へ行くと、もう菜の花が並んでいた。
まだ割高だったが、初物なので手が伸びた。

菜の花を見ると嬉しくなる。
ここのところ寒さが厳しく、春のことなどすっかり忘れて暮らしていたが、食卓に菜の花が並ぶのを見ると、やがて春が来ることを思い出す。喜びが湧いてくる。
菜の花のお皿から光が放たれているように見える。
目は春の入り口だ。




【菜の花の塩麹漬け】
・菜の花をよく洗い、太すぎる茎はタテに切り、裂く。
・ビニールに、菜の花と塩麹(菜の花の重さの10%の量)を重ねて入れる。
・赤唐辛子も入れる。
・軽くもむ。
・ビニール内の空気を抜いてしばらく置く。
・3時間くらいで出来上がる。一晩おくとさらに美味である。

2013年1月9日水曜日

しつこいぞ、痛み

ひどい痛みが続いている。やはり寒さが厳しいと痛みも厳しい。
昨日までは痛くても体を動かすことが出来ていたのに、今日は起き上がることも出来なかった。
何日も痛みと付き合っていると、とにかく疲れるし、気持ちがちょっとおかしくなる。
今日は久しぶりに泣いてしまった。

年が明けたというのに、まるで前へ進めないこの状態を嘆いたり、
痛くなかったら出来るであろうことを思ったり、
痛くなかったら行けるであろう場所を思ったり、
痛くなかった頃のことを思い出したり、
よくないね。

体の内側から全体を攻めるようにジャリジャリと痛い。
体の中に鉄板が入ってくるような重く冷たい痛みだ。
痛み、しつこいぞ、なんてこった!

2013年1月6日日曜日

新年、明けたら…

年が明けてから、痛みがひどい。
めずらしく2日ほど寝込んでしまった。

天候の崩れる前や寒波のおとずれる前に、必ず痛みがやってくる。
冷たい風に吹かれると、さらに痛みは増す。
近ごろ、冷え込みが厳しいのだ。私の体のなんと正直なことか。

思い返せば、体のあちらこちらが痛くなりだした2年前、この時季1月の痛みはひどかった。
まだ病名もわからず、何故こんなにも痛いのかがわからない。
わからないということが恐怖だったのか、今よりもずっと痛く感じていたし、気持ちが暗くなっていた。


今は、痛みにも慣れた。
あまりにしつこい全身の痛みに苦笑しながらも、もらった野菜でピクルスを漬けたりしている。
漬ける前に天日に干すと旨味が増して漬かりやすいと知ったので試してみた。




  • カリフラワーと赤いパプリカをさっと洗って、適当な大きさに切りそろえる。
  • ザルに並べて天日に半日ほど干す。
  • ふきんでパタパタと表面を払い、清潔なビンに詰める。
  • 鍋に純米酢、水を沸かし、砂糖、塩、唐辛子、月桂樹の葉、つぶしたにんにく、カレー粉を入れる。
  • 上記の分量は味見してみて「うわぁ、酸っぱっ!」という味に。
  • 熱いうちにビンに注ぎ、フタをする。
  • 3時間くらいで食べられる。


2013年1月4日金曜日

ギックリ腰

久しぶりに、腰をギックリといわせてしまった。
石油ストーブを移動させようと、軽い気持ちで持ち上げたらギックリとなった。

久しぶりにギックリ腰になって感じたのは、ギックリ腰の痛みは線維筋痛症の痛みと比べると、ちょろいもんだということだ。くすぐった程度にしか感じない。

この寒い季節、腰の仙骨のあたりが冷えて硬くなっているのが気にかかる。
腹巻きをして、貼るカイロを当てておく。