2011年12月31日土曜日

黒豆を煮る

日々の食事の用意は、ほぼ夫に頼っている。
私は料理なんてほとんど出来ていない。
出来るつもりで材料を買っても、結局使えずに溜まっていたり、だめにしてしまったり…という悲しい状況が続いている。

しかし、大晦日の今日、黒豆を煮た。
まさかそんなことが出来ると思っていなかったので、嬉しかった。

鍋をストーブの上に乗せておいただけだけど。


2011年12月20日火曜日

病院7回目


処方された薬は、
 リリカ(朝 75mg、夕 150mg、寝る前 75mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 サリグレン30mg(寝る前1回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)


2011年12月14日水曜日

facebook

肝心の手がもっとも痛い。
描くこと、書くこと、キーボードを打つこと、iPhoneでフリックすることが、痛くてほとんど出来ずにいた。
しかし最近、facebookのおかげでパソコンに触れるようになってきた。
短文を打ったり、「いいね」をクリックする程度だけれど、離れている友人と再会できるのは嬉しいものだ。


2011年12月1日木曜日

ハードカバーの本

手首や指が痛くて、ハードカバーの本がつらい。
手で持って読もうとすると重くて痛い。
ページをめくるのが難しい。

線維筋痛症になってからの読書は、たまたまソフトカバーの本が続いていたので、久しぶりにハードカバーを手にすると、扱いやすさの違いに驚く。
「そんな些細なこと」と思うかもしれないが、そんな些細なことが痛みに響くのだ。嫌な病気である。

近頃の私に、フルフォード博士の『いのちの輝き』はいつでも離さずに持っていたい本になっている。ブックスタンドを使わずにいつでも読みたい。遠くへ出かける時にも持っていたい。

申し訳ないが、こんなことにしてしまった。
おかげで、いつでもどこでも気軽に痛み少なく読むことができる。
本好きの人が見たら嘆くだろうか…。




2011年11月18日金曜日

上野から浅草まで歩く



東京へ出かける。
上野駅を降りて、浅草の隅田川べりにある平成中村座まで、歩くことが出来た。
「無理だろう」と思ったが、歩き始めるとなんとかなり、気がついたら浅草にたどり着いていた。
我ながら驚いた、奇跡のような日だ。
(その翌日は痛みで寝込むのだが)

中村屋の定式幕の色の組み合わせは美しい。大好きだ。
『沼津』などを鑑賞。



2011年11月17日木曜日

さよならデパス


約1年お世話になったデパス(抗不安薬)を、この日から飲まずに過ごしている。

デパスは心臓がバクバクして焦ったり苦しくなった時に飲むと本当によく効き、ぽやーんと穏やかになって、助かった。
その、飲めば効く、というのが怖いのだけれど。


2011年11月15日火曜日

病院6回目


処方された薬は、
 リリカ(朝 75mg、夕 75mg、夜 150mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 サリグレン30mg(寝る前1回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)
 ノイロトロピン注射も受ける。

夕方に痛みがひどくなるので、リリカを一日3回に分けて夕方にも飲むことにした。
唾液が出すぎるので、サリグレン服用を寝る前だけにする。


2011年11月14日月曜日

フルフォード博士


鍼灸院で受けている施術が『オステオパシー』だと知り、気になって、インターネットで調べてみると、興味深い。
アメリカのオステオパシー医師、フルフォード博士の本を読んでみた。

 『いのちの輝き』 ロバート・C・フルフォード(翔泳社)

読んでいて、ワクワクしてきた。
人間に備わっている治癒力を引き出すことについて書かれている。
元来、体は健康になりたがっているのだそうだ。

この本を、私の血肉にしたいという気持ちになった。
読んでいると健康になれそうな気がする。気がしているだけで、まだまだ痛みはひどいのだけど、このワクワクしている感じを大切にしたい。
明るい気持ちになってきた。


2011年11月11日金曜日

掃除をした


今日は久しぶりに仕事場周辺の掃除をした。
昨年の11月下旬に作品を仕上げて以来、そのまま放ったらかしであった。
ホコリが、それはそれは、恥ずかしいくらいに溜まっていた。

しかし、働いた後、また強烈な痛みがやって来た。
そんなことのくり返しである。


2011年10月27日木曜日

首の周りによい兆し


鍼灸院で治療後、「首の周りの骨によい兆しがでてきましたよ」と言われた。
たしかに今日は、頭の骨の中がうっすらと気持ちよくなり、よい空気が全身を抜けるのを感じた。


2011年10月19日水曜日

オステオパシー


鍼灸院にて。
施術中に頭になんとも気持ちのよい感触があった。
黄金色の、はちみつのような卵黄のようなものが見えた。
施術後には頭と体が軽くなっていた。
鍼灸の先生に「あれはいったい何なのか」と尋ねたところ、
「オステオパシーだ」と説明された。
鍼の効果を高めるために行っているそうだ。

ずっと気になっていたのだ。
診察台に寝そべって、鍼を数カ所に打ってから20分や30分、先生は私の頭や首を両手で持ってじーっとしていたり、時に左右に静かに動かしている。
何をやっているのだろうと思っていた。
それは、オステオパシー(頭蓋仙骨療法)なのだという。

脳と脊髄は脳脊髄液に浸されていて、その脳脊髄液の流れが悪くなると体の調子を崩す。流れをを良くすると体全体がよみがえる。
そのために頭蓋骨や背骨を調整をする治療がオステオパシーだという。

なんと、頭蓋骨は20数個の骨が集まってできていて、それらは微妙に動いているそうだ。
私の頭は頭蓋骨がキューゥと締まっていて、重いらしい。
これが、ふわぁーっと開いて軽くなると、脳脊髄液の流れが良くなるのだ。

2011年10月18日火曜日

病院5回目

処方された薬は、
 リリカ(朝 150mg、夜 225mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 サリグレン30mg(×朝夜2回)
 ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)
 ノイロトロピン注射も受ける。
睡眠導入剤の量を半分にした。

診察のたび少しずつリリカの量を増やしている。
リリカを増やした直後は副作用が強烈だ。
強い眠気、ボーッとラリっているような状態、楽天的なだらだらした感じで身動きが取れなくなる。
その状態に身を任せている。


2011年10月11日火曜日

薬と酒


薬を服用しているせいか、酒に酔いやすくなっている。
外ではおっかなくて飲めなくなった。家まで一緒の誰か(つまり夫か家族)がいないと飲めない。
つまらなくなった。

家にいるときは飲んでいる。お湯割りを飲んでいる。
飲むと痛みが軽くなる。痛みをごまかしているだけなのだろうけど、一日の終わりに痛みを忘れている時間がないと、日々やっていられない。


2011年10月3日月曜日

『冷えとり』元祖の本


『冷えとり健康法』を編み出した進藤義晴さんの著書をようやく手に入れて読んだ。20数年前に書かれた『冷えとり』元祖の本だ。

『万病を治す冷えとり健康法』 進藤義晴 (農文協)

たっぷり充実の内容。元祖の本に触れ、『冷えとり』に対して、身の引き締まる思いになる。
これは読んでおいてよかった。
我が家ではトイレに置いてあり、いつでも読めるようにしてある。


2011年9月30日金曜日

少しできた

夕食を軽く作れるようになる。
掃除も少しできた。

今まで、すべての食事作りを夫がやってくれた。
我が家だけでなく、両親の昼食もだ。
料理の不得手な夫だったのに… 本当に大変だったと思う。感謝である。
近頃では、夫の作るパスタソースは絶品である。


2011年9月27日火曜日

靴下が破れる

『冷えとり健康法』によると、絹には排毒作用があり、体から出た毒で絹の靴下が溶けるように破れるという。

今日、初めて靴下が破れた。3枚めに履いている絹が破れた。
摩擦で破れているのかもしれないし、本当のところはよくわからないが、いいことがあるのかな。
などと思いながら、靴下に空いた穴を縫った。

追記:この日以降、次々に靴下が破れた。手は痛いけれど、縫い物にいそしんだ。


2011年9月22日木曜日

困ってるひと


『冷えとり健康法』の半身浴を実践し、風呂につかっている間に本を読んでいる。
38℃くらいのぬるい湯につかり、風呂のフタを半分閉じ、フタの上にブックスタンド置き、そこに本をセットして読む。

夫からすすめられ、
『困ってるひと』 大野更紗(ポプラ社)
を読み始めたが、読んでいると著者の痛みが私の痛みに共鳴してしまうのか、痛みが増す。あまりにつらくて読み進めることが出来ない。
いつか読める日が来るといいな。


2011年9月20日火曜日

病院4回目

処方された薬は、
 リリカ(朝 50mg、夜 150mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg(寝る前1回)
 サリグレン30mg(×朝夜2回)
 ノイロトロピン注射も受ける。

リリカを増やす。
唾液の出が悪くなるシェーグレン症候群の疑いがあり、唾液を出す薬(サリグレン)を追加した。唾液が出ると痛みが楽になることがあるそうだ。

病院に行った日は痛みが増す。
診察で1時間、薬局で1時間… なんという待ち時間の長さ。
どこもクーラーの効きすぎで体が冷える。

どの病気の人も、通院で苦労するのだろうなぁ。


2011年9月15日木曜日

なるほど自律神経

ここのところ、鍼灸院で『自律神経について』の説明を受けている。
  自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれていること。
  交感神経と副交感神経のそれぞれの働きについて。
  交感神経は活動させる、緊張させる。
  副交感神経は休息、リラックスさせる。胃腸の働きをよくする。

線維筋痛症の私に必要なことは、副交感神経を優位にさせることなのだ。
なんと私は、交感神経を刺激するようにするように生きてきた。シャキッとするのを好んでいた。
シャキッとさせるためのあらゆることをやってきた。それがいいことなのだと思っていた。
そんな44年の歳月であった。
そんなことを続けていたので、体を壊したのだ。

先生は説き続ける、

 「まずは副交感神経を優位にすることです。」
 「リラックスしてください。」
 「のんびり、ぼーっとしてください。」
 「眠くなるようにしてください。」
 「眠くなったら、寝てください」

自律神経を整える


1月から通っている鍼灸院で、担当する鍼灸師が変わった。
今日から違うアプローチで治療するそうだ。

  自律神経を整え、副交感神経を優位にすればよい睡眠が得られる。
  よい睡眠が得られれば、痛みが治まるはずだ。

以前の整体的な治療ではなく、やさしい、とろとろっと眠くなるような治療になった。


2011年9月2日金曜日

リストウォーマー

手首が痛くなり出したのは2010年の春頃からだ。
それ以来、数々のリストバンドやサポーターをためしてきた。けっこう値の張るものもあったが、しっくりこない。
そして、やっと出会えた。

 絹のリストウォーマー(890円!)

絹なので、冷える時にほんのりと温かく、暑い時に汗をかいてもムレることなく快適だ。
圧迫感を感じない。ほどよいサポート感だ。
たいしたもんだなぁ、絹っていうのは。



2011年8月30日火曜日

痛みが増すのは


線維筋痛症の痛みが増すのはどんな時だろう、私の経験から思いおこしてみると、
  天候の崩れる前
  風に当たる
  冷える
  睡眠不足
  生理の前
  動きすぎた翌日
  車や電車の揺れ
  汗をかいて冷えた後
  タバコの煙を浴びた後

調べてみると、上記のことはよく出てくる。
他にも、白砂糖、アステルパーム、グルタミンソーダの摂取も悪影響があるのだそう。
ノンシュガーの飴やガム、味の素、だしの素、ダメなのだ。




2011年8月23日火曜日

病院3回目

処方された薬は、
 リリカ(朝 50mg、夜 75mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg(寝る前1回)

リリカを増やす。

先生は言う、
「焦らないでください。焦るのがこの病気にはいちばんいけないのです。」



2011年8月20日土曜日

呼吸法

体の痛みをやわらげるには、まずは温めること。
そして、その次にできることは何か。
何か何かと調べてゆくと、いつも呼吸法にたどりつく。

腹式呼吸、深い呼吸。

これまで呼吸など意識せずに生きてきた。
ためしに腹式呼吸をしてみると、なかなかうまく出来ない。
続けてゆくしかないな、これは私の課題だな、と思いながら過ごしていた。


そこへ、我が家へ遊びに来た友人が持ってきてくれた本が、
『ナチュラル・メディスン CDブック』 アンドルー・ワイル(春秋社)

ワイル博士の言葉を、深く美しい男性の声が朗読している。その深く美しい声が、呼吸法の指導をしてくれる。
なんとも気持ちよい。

布団の中でこの音声を聞きながら呼吸法を実践していると、最後まで聞き終えることなく途中で眠ってしまう。


2011年8月18日木曜日

冷えとり、少食

『冷えとり健康法』では少食をすすめている。食べすぎないことだ。
実際に靴下の重ね履きや半身浴をしていると、自然と少食になってゆく。少食が気持ちよくなるのだ。

私は食べることが大好きで、よく食べ、よく飲んでいた。
よく食べよく飲むと人に誉められたりして、調子に乗り、さらによく食べよく飲んでいた。それが当たり前になっていた。
そんな過去を振り返ると、食べすぎるから疲れるのだ、だから冷えていたのか、と痛感する。
あぁ、確かにそうだった! 思い出すと「ウプッ」となる。
食べすぎるということは不健康なことだったのだなぁ。

2011年8月15日月曜日


天気がぐずつくと痛い。
夏の盛りは気温が高く、大気が不安定だ。一日の終わりに雷雨になることも多い。
そういう時、痛みは増す。

昨夜も痛みが急激に増し、耐えられないほどになった。
痛みをまぎらわすために、夫に背中を叩いてもらう。最初は、おっかなびっくりな優しい叩き方からはじまる。しかし、それでは足りない。
「もっと叩いていいよ」「もっと」「もっと」「もっと強く!」
そんなことを続けているうちに、夫は涙を流しはじめた。
悲しい。
この痛みは悲しい。


2011年8月10日水曜日

冷えとり、半身浴


いよいよ半身浴を始める。
『冷えとり健康法』のすすめる半身浴は、
  37~38℃ 程度のぬるめの湯に
  胸より下の水位で
  20分以上何時間でも長くゆったり浸かる

これまでの私は、42℃以上の熱い湯にチャっと浸かってチャっと上がる、というのを好み、習慣にしていた。習慣を変えるのは億劫なことだ。
それを実行できたのは、痛みをなんとかしたいからである。

ぬるめの湯に物足りなさを感じながらも、じっと20分経つのを待つ。
本を持って入る。iPhoneをジプロックに入れて入る。
ブックスタンドも買った。水温計も買った。
しばらくして気づいた。ぬるめのお湯に浸かっている間は、痛みが減っている。
ぬるめの湯にも慣れる。時間もあっという間に経つようになる。
だんだんお風呂が気持ちよくなり、住んでしまいたくなる。


2011年8月6日土曜日

絹のくつ下

『冷えとり健康法』を実践するべく、絹の靴下や肌着を入手する。
買いものに出かけることができないので、インターネット通販に頼る。
私がよく利用するのは、
 シルクふぁみりぃ
 841
 カーメル

靴下を何枚も、肌着を何枚も、絹や綿や毛に新調した。
くつ下は絹の5本指から始めて4〜6枚重ねている。
夏だというのに、絹のスパッツをはいて、その上に綿のスパッツを重ねている。その上からズボンをはく。
それが決して暑くはなく、快適なのだ。

絹を身に着けるということはこんなにも気持ちよいのか。
ふわっと温かく、でも蒸れもせず暑くはならない。とにかくやさしくて快適だ。


以来、身に着けるもは絹・綿・麻・毛などの天然繊維に変わった。
化学繊維と比べるとデリケートだし値が張る。健康であったら、出し惜しみするかもしれないが、とにかく痛みからなんとかなりたい一心でフンパツして実践した。



2011年8月3日水曜日

でかした、ずぼらな青木さん


『冷えとり』に関心を持ち、いちばんはじめに読んだ本。
『ずぼらな青木さんの冷えとり毎日』 青木美詠子(メディアファクトリー)

親しみやすい。朗らかだ。
著者の『冷えとり』経験が、楽しそうに書いてある。
痛みがひどく、読み物を読んでも頭に入ってこない。そんな状態でも楽しく読み進めることができた。
難しそうに怪しそうに捉えてしまう『冷えとり』のハードルが下がり、軽やかに挑めそうだ。
いちばんはじめにこれを読んでよかった。


2011年8月1日月曜日

冷えとり、靴下の重ねばき

ああ、そうだ! 『冷えとり』というのを思い出した。
数年前に友人から聞いて、絹のレッグウォーマーをはき『冷えとり』を取り入れていたつもりだったが、インターネットで改めて調べてみると、これまでの私の理解が浅かったようだ。
『冷えとり』とは、常に半身浴をしているような状態をつくることである。
頭寒足熱である。
実際にどうするかというと、

  • 靴下の重ね履き

   絹→綿(または毛)→絹→綿(または毛)と絹を挟みながら重ねる。
   絹には排毒作用があるそうだ。

  • 下半身を温かくし、上半身は薄着をする

   天然繊維のものを着る。肌に当たる部分は絹が好ましい。
   たとえば、絹のスパッツをはき、その上に綿のスパッツをはく。

  • 半身浴

   ぬるめの湯(38℃くらい)に胸より下の水位で長く浸かる。20分以上、何時間までも。

  • 湯たんぽを使う(寝ているときも下半身を温める)
  • 体を温める食べ物を食べる、冷やすものを食べない
  • 少食、食べすぎない
  • 心を冷やさない、心配しないこと

とりあえず、家にある絹の5本指靴下と綿の5本指靴下を重ねて履いてみる。
「うはぁぁー」と声が出た。なんと気持ちのよいことか。
靴下を重ねて履くということが、こんなにも気持ちのよいことかと驚く。ほんのりと温かく、安らぎを感じる。
想像を超えた気持ちよさに手応えを感じる。これは、きっといいよ。
絹の5本指靴下も綿の5本指靴下も我が家にあるのに、重ねて履いてみるということを何故今までしなかったのか。
『冷えとり健康法』というものを、ちゃんと実践してみたいと心底から思った。


追記:『冷えとり』と検索すると、1年前よりも多くの情報が出てくる。興味のある方は、調べてみてください。
(2012年11月)

2011年7月29日金曜日

とにかく体を温めること


新聞広告で見つけて気になった本を読んでみる。

『からだを温めるとすべての痛みが消える』 坂井学(マキノ出版)

  痛みをやわらげるには温めることが必要
  体を冷やす湿布よりも使い捨てカイロを使いなさい

と始まる内容が、今の私に腑に落ちる。
湿布や痛み止めの薬が体を冷やしていたなんて!
むさぼるように読んだ。

これまでさんざん処方されてきた湿布を止め、貼るカイロに切り替えることにした。
湯たんぽも活用する。温まる食事をする。少食を心がける。とにかく試してみる。



2011年7月27日水曜日

痛くて眠れない


睡眠導入剤を飲んでいても、夜、体の痛みで眠れないのだ。
声を出さないように、体の底から「痛い!」「痛い!」と叫んでいる。
布団の中で、何度も何度も寝返りを打ち、気づくともう午前3時や4時になっている。
眠れないと、翌日がさらに痛みがひどくなる。




2011年7月26日火曜日

病院2回目

処方された薬は、
 リリカ(朝 50mg、夜 50mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ブロチゾラム0.25mg(寝る前1回)
 ノイロトロピン注射も受ける。

線維筋痛症の痛みには睡眠の質が大いに関係しているそうだ。睡眠導入剤(ブロチゾラム)が加わる。

毎週この曜日は、線維筋痛症専門の診察日だ。予約制にもかかわらず、1時間以上も待たされる。
日本では線維筋痛症を診る医師が少ないそうだ。この病院にも他県からの患者さんが来ていると聞いた。




2011年7月22日金曜日

これがないと歩けない


痛みがひどく、歩けなくなっている。
膝にサポーターを着けなければ、まず歩けない。
ファイテンの膝用サポーター を着けている。
テーピングのようなサポートがしっかりしていて、ビョンビョン歩く勢いがつく。

それでも、サポーターを着けていても、まるでだめな日もある。
3分くらい歩くとそこから急に動かなくなって、以後はよちよち歩きになってしまうのだ。



2011年7月11日月曜日

久しぶりに笑う


ずっと笑っていなかった。
あまりに痛くて泣いてしまう。気持ちは沈みっぱなし。笑えないのだ。

夫が聞いているラジオ番組『キラ☆キラ』が聞こえてきて、久しぶりに「ふふっ」と笑った。
以来、月曜日が楽しみになる。
ビビる大木の『ペラ☆ペラ』、ほのぼのとした笑いに助けられた。


2011年7月8日金曜日

タッピング


痛みがやってきた時に、そばに人がいたらこれをやってもらうといい。

ためしてガッテンのタッピング

とくに、肩甲骨まわりのタッピングは気持ちが落ち着く。


2011年7月4日月曜日

湯たんぽ


fashyの湯たんぽ
とにかく体を温めること。

私は湯たんぽを2つ用意し、一日中抱きかかえて過ごす。

暑い時季なのに、湯たんぽの温かさが必要である。
温めると痛みが楽になる。

ドイツ製の fashyの湯たんぽ は、シンプルで丈夫で秀逸だ。

一日の間に何度も何度もお湯を入れ替えて使っている。本当に助かる。



ネットでみつけた、線維筋痛症の痛みの緩和方法には、こう書いてあった。
柔らかい湯たんぽで、膝→もも→お腹→お尻→二の腕の外側を各5分程度温める。
左右とも、何回も。
汗が出ると気化熱で体温を奪われて痛くなるので、汗をかく前に温める場所を変える。
湯たんぽを抱いているだけでも効果あり。

湯たんぽのお湯を取り替えているのは夫だ。一日に何度も何度も取り替えてくれている。


2011年7月3日日曜日

顔を埋めて叫ぶ

枕にタオルを敷き重ね、そこへ顔を埋めて叫ぶ。
あまりにも痛く、声が出るのだ。
「わー」「わー」「わー」「ぎゃー」「ぎゃー」「ぎゃー」… と叫ぶ。
聞こえないように、聞こえないように、枕に顔を押しつける。
でも、聞こえてしまう。
聞いてしまう夫がかわいそうだ。隣近所にも聞こえているだろう。
けれど、声が出る。
「いたい」「いたい」「いたい 」




2011年7月2日土曜日

リリカの副作用


リリカという薬は副作用が強い。眠気、めまい、ふらつき、体重増加などだ。
確かに、服用後、着替えをしながら、気づいたら寝ていることがある。
道を歩きながら、もうろうとしてまっすぐ歩けないこともある。
強烈に、ガツーンといきなり眠気がやってくる。
痛みでそうなっているのか薬の副作用でそうなっているのか、わからなくなる。




2011年6月28日火曜日

線維筋痛症と診断される


総合病院にて検査を受ける。

まず、血液検査、尿検査。
できれば寝そべっていたいほど痛く疲れている体調で受ける検査はつらかった。採血の済んだ腕を止血のために押さえるのも痛く、泣きたくなった。

次は、触診を受ける。
先生は圧痛点といわれる場所を次々に押してゆく。(押す重さは4kg)
 「痛ぇっ」「痛テテ」「あっ、痛いです」「… 」
病室の中で思いがけず声が出てしまう。もう止めて下さいというほど痛い。涙目だ。

検査の結果、炎症反応がなく、体の18カ所の圧痛点のうち11カ所以上が痛いと線維筋痛症と診断される。

 「これは明らかに線維筋痛症ですね」と診断された。


線維筋痛症とは、
  全身に激しい痛みが生じる病気
  原因は不明
  治療法は確立されていない
  患者は女性が多く、40〜50代に発生率が高い
ほかに、疲労感、倦怠感、四肢の脱力、睡眠障害、頻尿、下痢、胃腸障害、月経困難、微熱、筋力の低下、運動能力の低下、筋肉の疲労、むずむず脚症候群、判断力の低下、思考力の低下…
調べてゆくとぞっとするけれど、なるほど私にあてはまっている。


処方された薬は、
 リリカ(朝 25mg、夜 25mg)
 ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
 ノイロトロピン注射も受ける。

リリカという薬は副作用(眠気、めまい、ふらつきなど)が強いので、初めから効果のある量を処方できないそうだ。これから数ヶ月かけて、少しずつ薬の量を増やしてゆくのだ。
リリカは新しい薬で、日本では昨年(2010年)の秋から処方できるようになったらしい。私はタイミングがよいのか…。

2011年5月30日月曜日

寝そべっていることしかできない


私は痛みで泣いたり気を失ったりしながら、寝ている。
夫はインターネットで私の症状が何なのかを調べている。
『線維筋痛症(せんいきんつうしょう)』という病名にたどり着く。
共通点が多い。かなり疑わしい。

日本では『線維筋痛症』という病名を知らない医師もいるらしい。それほど知名度が低い病気なので、診察する病院も少ない。
それでも、夫が探し出した。
県内に、しかも車で30分程度のところに、診察をしてくれる病院があったのだ。

夫が電話をかけている。診てもらえそうだ。
しかし、予約が取れたのは、一ヶ月後である。
この絶望感。
このままの状態で、一ヶ月を過ごさなくてはならないのか。


追記:この一ヶ月のなんと長かったことか。この一ヶ月がいちばんつらかった。
   毎日毎日、寝そべっていることしかできない。
   食事の準備もなにもかも、夫がしている。


2011年5月26日木曜日

もはや全身が痛い


強烈な痛みがやってきた。
これまで痛かった腰、手首、指、膝、足首に加え、背中や足の裏、もも、腕まで痛くなり、もはや全身が痛い。

ジャリジャリジャリと体中に痛みが存在する。
冷たく硬い鋭利な何か、砂利か金属かガラスだかの破片がたくさん、体中を流れているようだ。
腕や足に釘を打ち込まれているようだ。
石臼で体を擂られているようだ。
もげるような痛みだ。いっそ、もげてくれたら楽なのに。
あまりに痛くて泣き叫んでしまう。ずーっとずーっと泣き叫んでしまう。
息が苦しく、体中に何か重い物が詰まっているようだ。
痛い。痛い。痛い。

楽になりたくてタオルで自らの首を絞めることも度々あった。
賃貸の我が家の天井を見つめながら、大家さんの顔が浮かび、手に入った力が緩む。
「店子に死なれたら、困るだろうなぁ」
「死んだりしたら、つまんないよなぁ」
息が苦しくなり気が遠くなると、痛みが少し減る。そんなことを繰り返していた。




2011年5月24日火曜日

白湯


「本当の白湯って飲んだことありますか?」
とある人が言う。
そう言われてみると[白湯=沸かしたお湯]程度にしか思っていないことに気づく。
その人が器に入れてくれたお湯は、とろーんとしていた。きめ細かく、なめらかだ。美味しかった。

本当の白湯の作り方とは、
やかんで水を強火で沸かし、
沸騰したらフタを空けて、
泡がぶくぶくいう程度の火力に調節して、
換気扇を回して10分程度そのまま沸かす。

と聞いて、家へ帰ってさっそく作ってみる。
すると、それはもう、本当においしい。
この[本当の白湯]でお茶を入れると本当に美味しいし、焼酎を割ると本当に美味しいのだ。


2011年4月9日土曜日

更年期障害か

春になり暖かくなり、症状は真冬より少しだけ楽になった。
それでもおかしい。

「この状態はもしかして更年期障害ではないか」と素人判断し、ドラッグストアで買える薬を飲み始めることにした。

追記:気休めだったのか、2ヶ月続けたが、効果はなかった。


2011年3月20日日曜日


我が家から夫の両親の住む家まで、歩くと8分の距離である。
両親の家に、昼食を作りに通っている。
電柱もない一本道の両脇は田んぼと畑が広がっていて、その向こうには赤城山が見え、空が大きく広がっている。

いつもいつも空と土を見ながら歩いていた。
生活と切り離せなくて、いつも当たり前にそこにある、頼もしくて豊かな存在の土。

それが、3月12日以降、すっかり変わってしまった。

土に対してびくびくしてしまう。

乱暴な表現だけど「この土って汚れてしまったの?」と思うようになってしまったのだ。
信頼してたものが、恐ろしいものになってしまう。なんて悲しいことだろう。

土を見て、もう何度も何度もため息をついたことか。


2011年3月7日月曜日

なんにも出来ない

体が内側からも外側からも責められているように痛い。
何をしても響いて痛い。

この痛さでは制作ができない。
筆記具で紙に書くのも困難。
箸を使うのもままならならず、手やフォークで食べる。
キーボードを打つのも痛くてだめだ。
iPhoneの入力(フリック)もかえって痛い。
包丁を使うと痛みが響く。
フキンを絞れない。
洗濯バサミやクリップが痛い。
ジプロックを閉められない。
キャップが開けられない。
表面のツルツルしたコップが持てない。
コンセントを抜けない。
雑草をつまめない。
服の脱ぎ着が痛くて悲しくなる。

なんにも出来ないならば、本でも読もうと思うが、本を持っていられない。
ページをうまくめくれない…。


2011年1月31日月曜日

鍼灸


鍼灸院に通い始めた。
効果があるのかはわからない。
ただ、施術を受けている1時間は、痛みがどこかへ行っている。
そんな時間も欲しくて、そんな時間がないと休まらなくて、通うのだ。


2011年1月26日水曜日

リウマチの検査


町内の整形外科で診てもらうと、リウマチの疑いがあるとのこと。
リウマチ専門医院を紹介され、検査を受ける。
バシャバシャバシャと何枚もレントゲン写真を撮られる。
血液検査、尿検査…。

検査の結果を待つ間、病院の廊下の壁に貼られたリウマチ関連の新聞記事を読む。
症状も薬の副作用も厳しい病気だ。冷え込みも厳しい日で、気持ちは沈む。

結局、リウマチではなかった。
湿布と鎮痛薬をたくさん処方される。
じゃあ何なの、この痛みは。

2011年1月22日土曜日

蛇口


蛇口をひねるのがかなり苦しい。痛い。力が入らない。
台所、風呂場、洗面所の蛇口、居間のドアノブの取っ手、
合計8個を付け替える。
夫がホームセンターで買ってきて、取り付けてくれた。
ありがたい。





2011年1月17日月曜日

ウォシュレット

手首や指が痛い。ジャリジャリと痛い。冷たくこわばっている。
お尻を拭くことも苦痛になっている。悲しい。
泣きながらお尻を拭いている。
ウォシュレットを取り付けることにした。

2011年1月15日土曜日

ジーパンが痛い


そういえば、昨年晩秋あたりからジーパンをはかなくなった。
はくのを避けてしまう。
痛いのだ。
どうしても、ウールの柔らかいズボンを選んではいてしまう。

追記:その後、ストレッチの利いたシャツも着られなくなる。


2011年1月13日木曜日

タイルが痛い


「いっちょ温泉にでも行ってみるか」と、隣町の日帰り温泉へ行ってみる。
裸になって、浴場へ行くと… あぁ、タイルが痛い。足の裏に凍みる、響く。
我が家がユニットバスなので、気づかなかった。タイルは痛い。


2011年1月11日火曜日

それまでに処方されていた薬

それまでに処方されていた薬
  補中益気湯(慢性疲労を治すため)
  パルレオン(眠れないため、睡眠導入剤)
  カルジール、モービック、ロキソニン、ボルタレン…などの鎮痛剤
  デパス(動悸、イライラをやわらげるため)
  モーラステープ、ロキソニンテープ…などの湿布

2011年1月10日月曜日

いつからだろう


ともかく疲れていた。くったびれていた。
いつからだろう…

2004年、微熱と眠気が続き、慢性疲労症候群ではないかと診断される
2007年、口の渇きが気になる
2008年、腰痛がひどくなる
2009年、夜眠れなくなる
2010年5月、眼が痛くなる
2010年6月、手首や指の痛みがひどくなる
2010年11月、息苦しくなる
2010年12月、動悸がひどくなる、集中力がなくなっていることに気づく、イライラ感がつのる、音に敏感になっている
2011年1月、関節痛が加わる

この頃以降の手帳を見ると、時々 “歩く” と記してある日がある。
つまり、日常では歩けなくなっているということだ。