2013年7月17日水曜日

枝豆と母

親戚が枝豆をわんさと届けてくれた。
枝に豆が付いたままの、まさに枝豆。
この枝から豆をもぎるのだ。
昼食後に、母とじっくりもぎる。
もぎりながら、母は話す。母の昔話になる。

母の話は、結局『戦争は悲惨だ』ということだ。
戦場はもちろん悲惨である。
そして、たとえ戦場に行かずとも、戦場にならなかったとしても、戦争をしているということは悲惨なのである。
働き手が少なくなる、物が無くなる、食べものも無くなる、飢える。人の心も荒む。
昭和3年生まれの母の青春真っ盛りは、戦争真っ盛りだったのだ。
もう人々をそんな目に遭わせてはいけないのである。

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