2011年5月26日木曜日

もはや全身が痛い


強烈な痛みがやってきた。
これまで痛かった腰、手首、指、膝、足首に加え、背中や足の裏、もも、腕まで痛くなり、もはや全身が痛い。

ジャリジャリジャリと体中に痛みが存在する。
冷たく硬い鋭利な何か、砂利か金属かガラスだかの破片がたくさん、体中を流れているようだ。
腕や足に釘を打ち込まれているようだ。
石臼で体を擂られているようだ。
もげるような痛みだ。いっそ、もげてくれたら楽なのに。
あまりに痛くて泣き叫んでしまう。ずーっとずーっと泣き叫んでしまう。
息が苦しく、体中に何か重い物が詰まっているようだ。
痛い。痛い。痛い。

楽になりたくてタオルで自らの首を絞めることも度々あった。
賃貸の我が家の天井を見つめながら、大家さんの顔が浮かび、手に入った力が緩む。
「店子に死なれたら、困るだろうなぁ」
「死んだりしたら、つまんないよなぁ」
息が苦しくなり気が遠くなると、痛みが少し減る。そんなことを繰り返していた。




0 件のコメント:

コメントを投稿