2015年4月14日火曜日

ティク・ナット・ハン

恥ずかしながら、我が家には家族の厄介な問題があり、悲しんだり、苦しんだり、怒ったり、憎んだり、不安になったり… から逃れられないでいることがある。
もちろん私の病気〈線維筋痛症〉も苦しみや不安を生む。

そんな日々のなか、数年前に禅僧ティク・ナット・ハンの著書に出会い、ずいぶん助けられた。
気づきの呼吸法。
息を吸って、吐く。
息を吸って私を感じ、息を吐きながら微笑む。

たとえば「怒り」があるなら、息を吸いながら「怒り」を感じ、息を吐きながら「怒り」に微笑みかける。
やってみると楽になる。
また、「マインドフルネス」といって、今ここにある自分に気づくこと。一つのことに集注して動作することを教えている。
実際にやってみると気持ちがよい。

私たちは、効率をめざしてか、「○○しながら△△する」ということが当たり前になっていて、そんなことばかりしてしまうけれど、それがいかに心身を消耗させているかということに気づいたのだった。
(それを忘れてしまい、つい「○○しながら△△」してしまうのだけれども… )

なんていう私のつたない説明はさておき、
NHK・Eテレの『こころの時代』でティク・ナット・ハンの放送があった。
楽になるヒントが随所に溢れていた。
たとえば「自分の怒りに気づき、その怒りを抱きしめなさい」なんていうのに震えたりした。
充実した内容。何度か見ないと咀嚼できないくらいだった。



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