2013年2月16日土曜日

土鍋で米を炊く

電器炊飯器の調子が悪く、米を炊いている途中で何度もエラーが起きるようになった。
使い始めて11年が経つ。そろそろ使えなくなる時期か。

ふと、土鍋で炊いてみたらどうだろう… と思いたち、土鍋で玄米を炊く方法を調べて、日々試すように炊いている。

まず初日から、土鍋で炊いた玄米の香ばしさに感心した。
米の一粒一粒が「どうぞっ!」「どうぞっ!」と得意気に言っているようだ。活気があるのだ。
上手く炊けても失敗しても、炊飯器で炊いた玄米よりもずっと香り高い。

すべて任せきりだった電器炊飯器とは違い、火のそばにいることになる。
火をつけてからは、土鍋の様子をうかがう。
湯気の吹き出し具合いを見て、鍋の中がパチパチ鳴る音を聴いて、火加減を強くしたり弱くしたりする。火加減にはその日の気温も影響する。めんどうくさいのだろうと想像していたが、だんだん楽しくなってきた。
台所に立っている時間が少し増え、食事と料理への姿勢が変わってきている。


土鍋で玄米を炊くようになって約3週間である。今のところ【びっくり炊き】という炊き方に落ち着いている。
炊いている途中で水を入れるので【びっくり炊き】と呼ぶのだそうだ。

【玄米のびっくり炊き】
・玄米は軽く洗う。
・一つまみの塩を入れて水につけておく。
 (びっくり炊きの場合、長い時間水につけなくてもよいようだ)
・水の量は、玄米の1.2~1.5倍。
・強火にかけ、湯気が出て吹きこぼれてきたら、弱火で15分~20分炊く。
 (我が家では16分)
・冷水を用意しておく。冷水の量は米の0.8~1.2倍。
・焦げ付くようなパチパチッという音がしてきたら、冷水を入れ、かき混ぜる。
・ふたをして、弱火で10分~15分炊く。
 (我が家では13分)
・火を止め、5分程度蒸らす。
・ふたを取ったら全体によくかき混ぜる。
・余分な湿気を取るため、土鍋のふたにふきんを挟んでおく。



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