2012年1月11日水曜日

出汁

かれこれ長い間、化学調味料の入った粉末だしにお世話になってきた。
若い頃に、これらを使いこなすことを教わり、身に染みついてしまい、活用するのが習慣になっていた。味にパンチが生まれてよい、なんて、得意気に活用していたフシもある。

だけども、もうオサラバだ。なんだか気持ち悪くなってきたのだ。

このところ、煮干し、椎茸、昆布で出汁をとっている。
透明のガラス瓶に煮干しや椎茸と水を入れておくと、水がじんわり薄い黄金色に染まってくる。なんとも美しい。
一晩おいて、鍋に空け、アクをすくいながら煮立たせると出汁ができる。
できた出汁も黄金色で美しい。
この出汁は味も澄みきっている。体がすーっと清らかになる気がする。目を閉じると遠くが見えるような清らかさだ。
この出汁に慣れると、化学調味料の入った粉末だしが大袈裟で気持ち悪い味に感じるようになる。
『冷えとり健康法』を始めて少食をこころがけてきたから、体がほんとうの出汁を求めるようになったのだろうか。

だいいち、グルタミンソーダ(化学調味料)の摂取は、線維筋痛症の痛みを悪化させるのだ。


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