夏は暖かいから、痛みも軽いだろうと思ったが、そうでもない。
夏は意外にも冷えるのだ。
汗をかいた気化熱や、クーラーで冷えるのだ。
D&M ひざウールサポーター
ウールは汗の湿気をすぐに外に逃がすので、夏にこそ効果を発揮するのだ。
愛用している。
梅雨だ。ぐずついた天候は痛い。雨が降ると痛い。
痛い痛い。
でも大丈夫、私にはヨガがあるから。
という気持ちになっている。
痛くても、とにかくヨガマットを敷いて、ヨガを始める。
途中で眠ってしまうこともあるが、とにかくやる。
だいたい毎日40分から1時間かけてヨガをする。
終えると体だけでなく、心もカラッと軽くなっている。
呼吸法や瞑想について調べたり、本を探しているうちに、“ヴィパッサナー瞑想” というものに出会った。
『呼吸による癒し』 ラリー・ローゼンバーグ(春秋社)
この本を読んでいる時間はとてもよかった。
2月下旬から読み始めて7月まで、ずいぶんと時間をかけて読んだ。
痛くて読んでいても内容が入ってこないので何度も読み直したり、
はたまた、2,3ページ読んだだけで満腹になり、なかなか進まなかったり…
本の中を何度も行ったり来たりしながら読んだ。
読んでいると痛みから少し離れられるように感じた。硬いものが少しずつ溶けてゆくようだった。
不思議だ。
本を読んでいるだけでとても助かった。気持ちのよくなる読書の時間だった。
しかし、書いてある内容は私からは遙か遠く遠ーく彼方にあり、また、何度も読むことになりそうだ。
かつては夫の両親の住む家へ、昼食を作りに通っていた。
それを数ヶ月ほど休んでいた。
そして、今日は昼食作りを再開した。
慣れてしまった我が家での2人分の料理作りと違い、久々に作る4人分の料理は、量も多くなり重く、こんなにも手に負担がかかるのか… ということを思い知る。
作るだけで精一杯。痛くなり、どっと疲れて、食べる頃には体力が残っていない。
なんとも、情けないなぁ…。
処方された薬は、
リリカ(朝 100mg、夕 150mg、寝る前 150mg)
ノイロトロピン(2錠×朝晩2回)
ブロチゾラム0.25mg×1/2(寝る前1回)
サリグレン(唾液を出す薬)をやめてみる。
この処方が9月まで続く。
痛いと体にも心にも緊張が高まる。それが続くと落ち着かなくなる。
その状態がさらに痛みを強くさせる。
何とかならないか…。
アロマテラピーなんてどうだろう… と、アロマオイルについて調べてみる。
心を落ちつかせる、安まるような香りは何か…。
近ごろ私が気に入っているのは、パチュリーだ。
華のある香りとは違う、湿った草のような土のような香りだ。
重心が下がるように落ち着く。安らぐ。
ほかに、プチグレイン、パイン、クローブ、ラベンダー、ヒノキ、など。
いくつかを組み合わせて、アルコールで薄めて小さな瓶に入れてある。時々匂いを深ーく嗅いでいる。
落ち着くと助かる。香りにも助けられている。本当に、助かる。
3年前に買っていたこの本が役に立った。
『アロマテラピーの教科書』 和田文織(新星出版社)
私の体は硬い。これまでの44年間、スポーツや踊りなど体を動かすことをいっさいやってこなかった。
だから、ヨガは私とは縁のないものだと思っていた。
ヨガは体の柔らかい人がトクイそうにやっているイメージがあったのだ。
だけど、ヨガで大事なことは、ポーズができるかどうかではないのだ。
ポーズを目指して、呼吸を忘れず、ゆったりと体を動かす。そうすることが大切なことなのだ。
確かにゆっくり動かせば、今まで動かなかったところ、動かさなかったところ、気にとめなかったところが “ある” ことに気がつく。体の中が動き出す。プチプチという。
ヨガ教室からもらった紙にはこう書いてあった、
無理をしない(人と競争しない、あるがままに…)
あわてない(ゆっくりと呼吸をつけて)
力を抜く(大地と触れ合う、大自然に近づくように)
家で、教室での教えを思い出しながらヨガをやっている。
一日に40分から1時間ほど。
体は痛く、ガチガチに硬くぎこちなく、すぐにヘロヘロに疲れる。まるで出来ていないのだけど、なにか「ヨガからロープを渡されて、それを掴んでいかないと私は今後助からない」そんな気持ちになっている。
出来ないけれど、続けなければ、私の未来はないぞ。
そう感じている。
群馬へ帰り、さっそくヨガマットを注文する。
とても素敵なヨガマットだ。
しかも半額だ。
友人のすすめるヨガ教室にやっと行くことが出来た。
友人からヨガ教室の話を聞いたのは、まだ寒い2月だった。
友人が活き活きと話す先生の魅力やお年寄りやリウマチの人も通っているということが決め手になり、いつかは行きたいと思っていた。
その日がついにやって来た。
私は初めてヨガを体験した。
気に入った。
終わった後、ぽやーんとして、体が軽く、ほんのり温かくなっていた。
これまで受けてきた、鍼灸や整体やオステオパシーの施術後の感覚を思い出した。
人に施術してもらわずとも、自分で自分を立て直せるのかもしれない。
とてもよい。
帰り道、私の足は靴の中で硬さを忘れ、軽やかになっている。
♪ かるあたたかい〜
夢見心地で教室のある吉祥寺の街を歩いた。
2日後、再び教室へ行き、この教室へ通うことを決めた。