一年の終わり
今年いちばんの出来事は、ヨガに出会ったことだ。
きっと痛みになにかしら良いだろうと感じ、続けている。
それだけでなく、思いも及ばない魅力がずっと彼方にありそうで、続けている。
体と心の掃除のようだと感じながら続けている。
夕方から夜にかけての時間帯に40〜50分、教室での先生の教えを思い出しながら体を動かしている。
初夏から夏は、たくさんのカエルの鳴き声を浴びるように聞きながらのヨガだった。用水路に流れる水の音もさかんに聞こえていた。
秋には、たくさんの虫の声が響いていた。
今は冬。外からの音は何も聞こえず、しーんとしている。よく耳を澄ますと隣室の冷蔵庫のモーターの音が聞こえる。
はじめの頃は集中力と気分を高めるためにアロマオイルやお香を焚いてから始めていた。今は何もせずに始めることができるようになった。
しかし、だからといって集中できているかといえば、そうでもない。
晩ごはんの献立のことを考えてしまったり、忘れていた買いものを思い出したり、なにかアイディアが浮かんできたり、ぜんぜんヨガに集中できていないのだ。
「本当に集中することができたらどんなだろう」
「ちゃんとした呼吸を会得できたらすごいのだろうなぁ」
などと思いをはせる。
ヨガのことを知れば知るほど、私はまだ入り口に立っているだけなのだなぁ、と途方にくれる。
それでも、力むことなく、続けるのだ。
来年もまた、続けてゆけますように。
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